始まりの詩
テストを兼ねて、以前作成した簡単な詩を投稿してみました。
2011年1月28日、1から出発となります。
(と、言い放った割りに、始動に 1年近く力を必要としました、情けない。)
半生を振り返りつつ、新しい生活へ移っていきます。
半生は大げさで、実質、半分も残っていません。
しかし、このままでは終われません。
何もない自分に、何ができるのか、試してみたいと思います。
【始まりの詩】
小さい頃、コンピュータの可能性に惚れ、
エンターテインメントを提供することに憧れ、
ゲームを作るという夢を手に掴んだ。
けれども、あいつに自分のあらゆる努力を否定され、
あいつに自分の存在と人格を全て握り潰され、
全てのプライドを捨てて地を這うことになる。
その最中、夢を捨てる運命を叩き付けられ、
今後は無難に生きることを念に念を押し、
ゲームを作る現に別れを告げる。
無難な人生に必要な様々な仮面を心に被り、
あらゆる状況に完璧に対応して多くの信頼を得てきたが、
仮面がくれた信頼の代償は自己同一性の消失。
無理が積もりに積もっていくと心も体も蝕まれ、
次第に仮面を被る体力も気力もなくなっていき、
心と体が壊れると全ての能力が無と化す。
今は単なる肉の塊でしかない自分。
自分がどこに居るのかも分からない。
まだ在るのかどうかも分からない。
しかし、砕け散ったはずの心がまた夢を見る。
愚行を繰り返すだけ、と呟くあいつ。
あいつの呪縛はいつまで続くのだろうか。
解放されたい。
だが、解ける可能性は著しく低い。
それでも、解ける可能性に賭けてみよう。
最後の……1つの可能性に。
髙端宏忠
ご覧いただき、ありがとうございます。
テスト投稿なのに……感謝いたします。
今後は、様々な規模の物語を投稿していきたいと思います。
全てが「これから」ではありますが、
私の表現、作品を気に入っていただけるよう精進してまいります。