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Ixia《イキシア》

作者: 悠莉

斜め前のあの人。

なんとなぁく気になる。

好きか嫌いかって言われたらそりゃ好きですよ?えぇ、好きですとも。

でも恋愛感情入れて考えたらそんな風には思わない。

別にって感じぃ?

どーして気になるんだろう。毎日席に着くたびに考える。あの人の背中を見つめながら。

きっと私の目からビームが出てたら背中に穴が空いてしまうんじゃないかしら。


席替えをしたら、あの人が目の前の席になった。

席に着くたびにあの人の匂いがする。私、男の人の汗の匂いって大嫌い。

だけどあの人の匂いは大丈夫かも。むしろ好きですけど、何か?

うーん。でも香水みたいな良い香り!ってわけでもないんだよね。

でも嗅いだことあるの、絶対。

えーと、んーと・・・あ!あれだ。食用油!

それって食用かそうじゃないかで大丈夫か大丈夫じゃないか決まってるってことかしらん。

やだ、私食いしん坊見たいじゃーん。

てか食用油の匂いってどーよ・・・

そしてそれが好きな私もどーよ・・・


また席替えをした。

したら私は前の方。あの人は後ろの方になった。

あらら。ちょっと残念なこの気持ちは何ですの。

それはきっと私が前で、あの人の背中を見つめながらくだらないことを思案することが出来なくなったからよね。

そう考えるとやっぱ残念だね.

あーあ。結構楽しかったのになぁ。

でもやっぱり今考えてもそーいう好きはないんだよなぁ。

なんでなんだろう。うぅ・・・

やっぱ何でもないのかなぁ。


今日も私はあの人を見つけるたびに考える。

誰かの物になっても別に嫌じゃない。

でもそうなったらきっとこの不思議な気持ちはなくなると思う。

好きでもないし、嫌いでもないのに他の人よりちょっと気になる。

もうやんなっちゃう。

私はきっとまた席替えをしても考えるんだ。

そしていつか忘れてしまうかもしれない。

それでも今、こういう気持ちになったっていう心だけは汚したくないな。

イキシアのように綺麗な気持ちで清楚でいるの。

自分でも分からないような気持ちだけど汚したくない。

そんな気がしたんだ!


女の子のヘンテコな、まわりには言えないけどずっと考えている・・・というようなことを書きました。少し意味が分からないかもしれませんが、読んでいただき嬉しいです。

ちなみにIxiaの花言葉は《秘めた恋》ということでタイトルにしました。

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