プロローグ
初めまして!リウと申します!
前書きのこの場をお借りして読んでくださる方にまず感謝を。
この作品を選んでくれてありがとうございます!
プロローグ
毎朝、起きてからたまに、ふと考えることがある。
「なんで、二度も転生したんだろう……」
純白の乱れたシーツの上で、肩まで伸びた長い髪の毛を弄りながら考える。
やっぱり、心残りがあるから? それとも、神様のイタズラ?
…どちらにせよ、今こうして生きていることに感謝しなくちゃね。
ベッドの横にあるテーブルから手鏡を手に取る。
そこに映るのは、銀髪赤眼の美少女――そう、私だ。
12年前、目が覚めると貴族家の赤ん坊に転生していた。
それがまさか、女の子だったとは思いもしなかった。
いや、性別なんてどうでもいい。それよりも私は、二度も転生した理由について知りたかった。
生まれ変わる際、神様みたいな存在に出会った訳でもなければ、何かしらの力を与えられてもいない。
…こればっかりは、いくら考えたとしても分からないだろうな。
とりあえず、今はこのチャンスに縋り付くだけだ。
コンコンと部屋の扉をノックする音が聞こえた。
「失礼します。"ユウキ"お嬢様、朝食の準備が整いました」
"ユウキ" それが今世での私の名前だ。
「分かった、すぐ行くよ。ありがとう」
さてと、今日という今日は、お母様に自分の気持ちを伝えなくちゃね。
正直に言うと、今私が置かれている立場は複雑で実に面倒なものだった。
だがしかし――
「家の責任なんて、全部放り出してやる」
神様が私に何かを期待してるのかは知らないし、家の事情なんて知ったことか。
三度目の生――つまり今世こそ、私の思うように自由に生きてやるんだ!
随分、自分勝手だと言うのは分かってる。
それでも私は、今を生きているんだ。
やりたいことをやらなくて、生きていると言えるのか?
いや!絶対に言えない。
私は、部屋の扉を勢いよく開けた。
自分を貫き通せなかった時の辛さは、痛いほど理解している。
生きるということは、未知や恐怖という扉を、勇気を持って開け、そして一歩進み出すということだ。
生きている限り、その選択は何度も目の前に現れる。
正に今がその時だった。
「私は今、生きている」
自分に、言い聞かせるような言葉にして言った。
私は臆することなく、部屋の外への第一歩を踏み出した。
後書きなんて何書いたらいいか分かりませんが、一つだけお願いがあります!
もし目を通して下さったなら、ご感想が欲しいです!
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