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【完結】腹黒令嬢の恋愛事情〜世界一可愛い私が軽薄な男に弄ばれるなんて〜

作者:胡桃パン
「今日も私が、世界で一番可愛い」

王国内でも指折りの公爵家の娘として生まれてきたランカ・シーナベルは、自他共に認める完璧美少女だ。

白く透き通った肌、長いまつ毛に縁取られた黄金の瞳、薄桃色に染められた唇、どれをとっても完璧だ。腰まで伸ばされたブロンズの髪なんて、絹を纏っているかのようにキラキラと輝いている。

地位や名誉だけでなく、傾国レベルの美貌まで持っていたランカは、王太子妃候補の一人だった。候補が何人いようとも、世界一可愛い私が王太子妃になるに決まっている。

そう信じて疑わなかったランカだが、ある日一人の男と出会ってしまう。下級貴族で地位も低く、おまけに女慣れしてそうな紳士とはかけ離れた態度。どう考えてもランカとは釣り合わない。離れなければ、突き放さなければ、そうは分かっていても、体が動かない。

理由は簡単だ。何も持っていない、ルークと名乗ったその男の顔が、どうしうもなくランカの好みのど真ん中を突いてきたからだ。

これは、誰もが羨む美貌を持って生まれたランカが、王太子妃と言う権力を手に入れるか、恋に身を委ねてしまうか葛藤する、プリンセスストーリー。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
改編して年齢制限付きでムーンライトノベルズにも投稿しています。
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