第三章 最初で強敵の刺客
(゜_゜>)どうも。最近、深夜に打ち込むせいでカタカタ音の苦情が入っている黒目です。
挿絵が今後順々に出来上がっていくので、楽しみにしていてください!「アナログ」ですが。
冬菊と共に姉の危険な車で買い物に行き、部屋へ帰ってきたのだが。
冬菊と俺の顔は青ざめた。そこに広がる惨状に。
「ありぇ?篠目?帰ってきたの?おちゅかれさぁん」
「姉ちゃん?この状況何?」
それは、妹の汐目がミミズのように胴体を曲げたまま動かず。その横にはオ○ガスタイルで腕を伸ばし、倒れる柊真。テーブル周りに散乱した、ビールと炭酸飲料の数々であった。
「みたまんまらっれ。待つあいりゃに汐ちゃんりゃんえ?れーぞーこから缶ビールと炭酸もってりゃっれ?のめりゃーってゆーかりゃのんだってりゃけよ?」
「アホなのか!?今から夜ご飯にするって言ったのに!ましてや冬だっておるんだぞ?」
とりあえず部屋へ入ると、また一つ疑問が出てきた。
床に、なぜか下着が二着も落ちていたのだ。
「姉ちゃん。今さ?履いてるの?」
「いんや?汐ちゃんも今はいてりゃいよ?」
あっはっは!と酔っぱらいの笑い方で床に寝転がり、まさかの寝息を立て始めた。
その記録わずか二秒。すげえよもう。
「冬?俺らだけで食べようか?」
「い、いいのかな?雪姫お姉ちゃんだって生きてるか不明だし…」
「冬は優しいな。でもあれはそのまんまでいいやつだ。柊真と姉ちゃんだけ布団引いて運搬しよう。汐は無視だ」
「ええ!?」
「ほら!そうと決まれば作りに台所行くぞ」
強引にスーパーの袋を持って冬と共に台所へ向かう。
ちょっとした小噺を。
私は小説家を目指すというか、ラノベを読んでいて自分も書いてみたいとなったのは、小学校四年生ぐらいでした。(確かその時はMF文庫様などではなく、小学館様などの子供向けのものでした)
まだまだ、語録も全然なく書き始めてもすぐ表現が足りなくなり、抽象的な表現が多く、いいものではなく読みにくさの寄せ集めでした。
一度目の挫折はそこからでした。
自分の書いたものが自分の目でわかるほどの幼稚な文章。ただそれがわかったところで改善する方法もなく、自分の実力不足を感じていました。
その後、書くという行動はせずに、ただ好きでラノベを読み続けました。
そして、もう一度私の心に火をつけたのは、MF文庫にて出されていた。一冊の周りを空気にするような存在感を私に放っていた「ノーゲーム・ノーライフ」でした。
ノゲノラは、その時はまだアニメ化は決まっていませんでした。(映画見ました?私は友人と一人での二回行きました。見たりない気持ちです。)
ぎりぎりの言葉を使ったり、ルビなしじゃ読めないなどの、過去の私の簡単な幼稚な文章へ付け加えれば、もう少し面白く読める。と思いました。それだけでなく読んだ当初は榎宮先生の表現豊かな文章に圧倒され、読み返すことが多かったです。小学生の時の私には難しすぎます…
そしてまた書き始めましたが、二度目の挫折。というか自分の力なさの実感はストーリー構成がまったくと言っていいほどできておらず、伏線が作れず説明の文で圧迫し、重要な会話や心情の表れるシーンが薄れてしまっていたことです。それは今になってもなお、全然ですね。成長ないな…
それから月日が経ちました。
私の本棚には三巻で止まってしまった、「ノゲノラ」がありました。
何があったかといいますと、私は小説家の夢を失い、とりあえず友人と時を過ごす日々により、本に触れる時間が減っていました。
そのうちに本を買わなくなり、三巻で止まってしまっていました。
ある日、漫画を買う目的でそれなりに大きい本屋でラノベの本棚を見つけ、下に表紙が見えるように置かれていた本の中に、昔見たイラストがありました。
あの、周りを空気にさせた。私に書く夢を与えたノゲノラは。榎宮先生の文章とイラストは。変わらず私の目をくぎ付けにさせました。
もう、六巻まで進んでししまっていたノゲノラを財布が軽くなることを恐れずに、私は衝動買いをしていました。
気付けば、目的の漫画を買わずにノゲノラを一気に買っていました。
悲しい話ですが、この後ノゲノラが問題の発端となり、私は学校の先生方から卑劣な目で見られる日々が続きます。
という話はまた次回へ。ノンフィクションでこの後、かなり重たい話が続きます。
いつか、ラノベが普通の本として、重要な文化となることを祈ります。
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