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白馬の王子様
裏門っぽいとこから外にでると、私の住む世界とあまり違いはなかった。
「雪乃!こっち」私を呼ぶ声の所に行くと、そこには白馬に乗った王子様がいた。
「白馬の王子様!?」この世界に来て良かった。そう思った。
「王子様って雪乃のお兄様だろ?」まーそうだけどさ…
「ってあなたは誰?」私がそう聞くと、訳が分からないという顔で
「俺のこと忘れたのか?」って言われた。
「ちょっと記憶がこんがらがっているみたいで…」って言うと、王子様は、自己紹介をしてくれた。
「俺は菅原家長男の彼方。雪乃の…」
「私のなに?」
「雪乃の彼氏…」えっこんなカッコ良く登場したイケメンが私の彼氏!?
「まぁ非公開だけど…」そらそうか。私王女だしね
「ねぇ今日はどうする?」
「えっ?」
「あー今日どっかいく?」うーんこの国ちょっと見てみたいし、
「この辺りまわってみたいな♪」
「分かった。乗って!」えっ馬って2人乗り出来るんだ。