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第11章 夢は果てしなく
これからは、障害者枠ではなくて、一般の方々の目に触れる場で実力を試してみたい。障害を持つ私たちだから欲しかった歌がある。運を呼び込む波動の高い歌が。ややもすれば落ち込み、生きるのが辛くなる障害ばかりの人生だから、欲しい曲がある。どんなに恵まれている人も、才能に溢れている人も必ず突き当たる壁がある。いい時ばかりでは無いのが人生だから。そんな時に、ふと口ずさみたくなる歌が欲しい。つい笑いがこみあげてくるような洒脱な歌が。そして、歌が上手い人も下手な人も、一緒に声を合わせて歌いたくなる歌を作りたい。みんなが歌って踊ってバカやって、日頃の色々を忘れてストレスなんか吹き飛ばせるような場が欲しい。戦争とか優劣とか貧富の差とか、束の間忘れて手を繋ぎ輪になって楽しめるような未来を夢見て。
【私はスティーヴィー・ワンダーのようになりたいのよ】と言って周囲に失笑されているけれど、「障害があるのに素晴らしい」と言われるよりも「目が見えないから、素晴らしい音楽が作れるのね」って言われたい。障害は私の才能。目が見えないおかげで巡り合えた仲間たち。一人ぼっちではできなかった。障害がある分、冴え優れた才能を集めて、これからも心に刺さる、優しく肩を押す歌を発信し続けたいと思う。




