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【プロットタイプ】ミックス

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

果実入りゼリー食べると、中学時代を思い出します。

風呂上がりに、薄着の寝間着を着たままに、冷蔵庫の扉を開ける。この間買ってきた、ゼリーが数個、下の棚を陣取っていた。みかん、パイナップル、ミックス、ただ無作為に選び取られた物。

気分に任せてミックスを取った。私が取った物なので、文句は無いだろう。

スプーン片手に椅子の上で体育座りする。ベリベリと蓋を剥がすと、顔を上げた瑠衣と目が合う。かおを捉えた後、私の手元へと注がれた。

「ミックス食べたいの?」

視線が逸れる。どうやら違うらしい。まぁ異論が無いのならば、そのまま口に入れるだけだ。

酒を流し込んだ様な半透明の世界。空気一つも入れない、柔い玉の物。スプーンを入れて、救い取ると、砕けた塊が揺れていた。表面だけを掬ったので、果実は入って居なかった。それでも構った果実水はただすんなりと口の中へと消えていく。

味は甘い。偏る事の無い果実の甘みが口一杯に拡がる。けれども遠くの方で渋さを感じるせいか、ぶどうが入って居るのかと思った。

「なんか夏って感じ」

今はとんと乗らなくなった自転車を思い出す。あの時は定期なんて大層な物が無かったから、自転車が足の代わりだった。真夏の炎天下の中、ただ自転車を漕いで本屋を梯子した。そうして目当ての本を探し回った。

その後は何時も食欲が無かったから、何時もゼリーを食べていた。あのひんやりとした固形物が喉を下ると、それだけ労われている気がした。

「夏を感じる物は沢山あるけれど、今日はゼリーだったね」

コンビニの冷やし中華、スーパーのチョコミントアイス、神社で見掛けた風鈴、どれも夏を感じる物だが、今はゼリーだった。ミックスゼリー。

他の人々がそうで無いと言っても、私の中学の時の夏の思い出は、ゼリーによって思い浮かばれる。

「へっへっへっ。懐かし〜」

「今日は食いながら書くのか」

瑠衣が再度頭を上げる。視線は変わらず私の手に注がれている。今、私の手にあるのはスマホだった。

「思い出したからね。記憶が新しいうちに書いておくんだ」

夏と言えば聴くのは勿論、あの曲。

カバーも平成の可愛さがあって好きですが、どっちかと言えば本家のが好きです。

昔ながらの渋さを感じるんで。


※だからカバー中傷して、本家を上げる言い方やめて( ・᷄ὢ・᷅ )


私の中学の夏の思い出は、部活除いては本屋巡りでした。炎天下の中シャカリキしてました。

大抵は夏バテして食慾無かったんで、ゼリーが主食。


懐かしいね。もう戻れないよ。それで良いと思ってるけど。

どんな道を選んでも、逃げても逃げなくてもどっちでも良いけど、後悔だけはしないで欲しいね。

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