第一話 始まり
この作品が初めてとなっております。
誤字などがあったらどんどん報告していってください。
この世界は能力者や魔法で溢れかえっていた。
そんな世で小鷹 修という男が能力者と魔法界トップに君臨していた。
他の能力者は小鷹 修に憧れ抱くもの超えようと努力し日々研鑽に勤しむものなど、まるで修を世界の中心として回っているようなものである。
しかも何かテロなどが起きたとしても他の能力者や小鷹 修が解決してくれるため世界は平和であった。
だが修が家でくつろいでいたときに異変が起こる。
「ここ...どこだ?」
なんとrpgのような世界に転生していたのである。
ここから小鷹 修は色んな異変等の巻き込まれていくのである。
「周りを見渡しても家はなさそうだしどうしたもんか」
「しかも自分の服装も変わってるし、髪の長さも違うような...」
「まあ とりあえず周りを散策してみるか」
そこから小一時間ほど散策していると修はとあるものを見つけた
「あれ...どう見てもスライムだな」
なんと修の目の前にはよくrpgの世界にいるようなスライムがいたのである。
「キュイ」
スライムが修に気づきタックルをしてきた。
修はとっさにタックルを避け息を吸うように能力を発動しようとするが
「能力が使えない!?」
なんと能力が使えなかったのである。
「スライムだから強いということはなんだが...」
「ここで怪我をするのはまずいな」
そうここがどこかわからない以上無理に戦うことは避けたかったのである。
そう考えながらタックルを避けていると後ろから急に声がした。
「伏せて」
修は咄嗟に伏せると後ろからすごい風圧を感じスライムに目をやると
「真っ二つになってるな」
修が後ろを振り返ると綺麗な黒い長髪をたなびかせた女性が刀を持ってこちらに近づいてきた
「ケガはないか」
と聞いてきたので修は
「大丈夫だ助けてくれて感謝する。」
と返事をしその後少しこれからどうするかを考える
(敵意は無さそうだし道でも聞いてみるか)
「じつは今道に迷っているんだ。」
「よければ街が何処かに案内してくれないか?」
そう言うと女性は
「そうかなら一番近くの町に案内しよう。」
また小一時間ほど歩いていると街が見えてきた
女性によるとこの町はここらへんで一番でかい町らしい。
そして街に着くと自分は目を見開いた
なぜならそこには大きい城が建っており明らかに自分がいた世界とは別ということを認識することになった。
街に着くと助けてくれた女性が口を開いた
「そういえば自己紹介をしていなかったな」
「私の名前はマナ·フィリッツとある冒険者パーティーのリーダーをしている」
(ここは仮名を名乗るとするか)
ここは日本とは関係なさそうで自分の本名では伝わらなさそうだったので仮名を使うことにした。
「俺はレイ·シルベスター」
2人は握手をしてまた向き合う
※ここからは修はレイと描写します。
「実はまだお願いがあるのだが」
「実はおれはすごく田舎無ところから来てこの世の中の常識すらよくわからないんだがよければ一から教えてくれないか?」
(さすがに怪しまれるか?)
そう思い少し後悔をしているとマナは口を開いた。
「いいぞ」
「じゃあまずはステータスについて教えよう」
(ステータスだと?)
(俺はrpgの世界に迷い込んだらしいな)
そう考えるがまずレイの説明を聞くことが大切だと思いまずしっかりくことにした。
「まずステータスオープンと心のなかでつぶやいてみろ」
その言葉を聞きレイは実際に心のなかでつぶやいてみる
(ステータスオープン)
そう心のなかでつぶやいてみると目の前にウィンドウのようなものが現れた。
(さぁどんなものか見てみるか)
名前 小鷹 修 lv1
ステータス HP30/30 mp42/42
力17 魔法力16
防御力19 素早さ21
器用さ23
固有スキル 増大 「解放必要ポイント100ポイント」
通常スキル 再生lv1
ポイント残り0
(あれ前世の能力が固有スキルになってるぞ)
(解放必要ポイントが必要ということは今は使えなさそうだな)
そう考えがついたがわざわざマナに言う必要はないと思い心にそっとしまうことにした
「開けたぞ」
「先に行っておくが見られたくない情報は偽装できたりするぞ」
「ただ鑑定スキルのlvが高いと偽装できないから注意が必要だ」
(そうなのかじゃあ名前だけ変えてと)
自分ではステータス平均がどれくらいかわからないためマナに見せてみることにした。
「ふむ、lv1にしては高いステータスを持っているな」
「しかもスキルも持っている固有スキルは持っていないが十分強力だ」
(あれ 固有スキルがあると自分には見えるのだが?)
(まさか解放しないと他の人には見えないのか?)
「あとステータスはlvが上昇するごとに自然に上がるのとポイントを使うと1ポイントにつき1ステータス上げることができるぞ」
「そしてスキルはあとから偶然覚えることもあるスキルにも2種類あって常時発動しているスキルと技として発動するスキルもある。」
「例を挙げるとレイが持っている再生は常時発動型だな」
「このステータスだったら冒険者がおすすめだぞ」
「そうか、なら冒険者をしようかな」
「そうかだがまずは冒険者学校に行くことをお勧めするぞ」
(学校かぁ嫌な記憶が蘇ってくるな)
「あまり心配しなくていいぞ学校と言っても3ヶ月通うだけだ。」
「どうせだったらうちに泊まっていくといい学費も出してやる。」
「いやいや学費位自分で払うさ」
さすがに申し訳ないためその誘いを断ろうとすると
「どうせ金は有り余ってるんだ」
「これも何かの縁だうちに来い」
そこまで言うならと思いお願いすることにした。
「わかったよろしく頼むよ」
その後マナに案内され家に行き布団等の生活に必要なものを買い揃え得たあと学校に入学手続きをしに行った。
そこから入学式の日までは軽く運動をして過ごした
そして入学式の日
「...キロ...オ..ロ...オキロ..」
「起きて!!」
ここまで言われてやっと目を覚ます。
目開けるとマナがレイのことを起こすのに必死になっている様子だった
「今日は入学式だ早く起きないと遅刻するぞ」
そう言われ時計を見てみると時計の針は7時を指していた
(入学式は9時開始だしまだ時間はあるか)
と言ってもせっかく起こしてもらったので起きることにした。
その後作ってくれた朝ごはんを食べたあと身支度をして家を出る時間になった。
「それじゃあ行ってきます」
「ああいってらっしゃい」
そう挨拶を交わし学校に向かう。
その道中レイはとある女性を見つけた
その女性は綺麗な白髪をたなびかせ綺麗な青い瞳でその瞳に体が吸い寄せられそうになるほどに綺麗だった。
けれどその女性は男に後をつけられているようだった。
(ストーカーに着けられているっぽいな)
そう考えていると体はすでに動いていた
「走って」
そう言ってその女性の手を引っ張り走ってストーカーから逃れようとした。
数分間走ってストーカーから逃れられたようだ。
「あの..ありがとうございました」
そう彼女が言葉を発し自分も急に手をつかんで走ってしまったことを謝罪する。
「あの人につけられていたのは気づいていたのですが今日は冒険者学校の入学式がありどうすることもできなかったのです。」
「そうなんだ実は俺も今日からあの学校に通うんだよね。」
「え、そうなんですか!?」
「よければ一緒に行かないかい」
なんかナンパしているみたいだなと思いつつ聞いてみると
「はい 是非一緒に行きましょう!」
そう了承が得られたので一緒に登校することにした。
一緒に登校しているときに彼女が口を開いた
「そういえば自己紹介をしていませんでしたね。」
「私の名前はララ・シルヴァーです。」
「俺の名前はレイ・シルベスターだ。」
そう自己紹介をしていると学校に着いたらしい
新入生はこちらという看板を確認しその指示どうりに進んでいくと現代で言う体育館のような広い部屋に着いた。
そこで教員らしき人にここに座りなさいと指示され言われたとうりにそこに座る。
そこから少し待つとみんなが静かになり前に校長らしきおばあさんがしゃべり始める。
「みなさんまずはご入学ありがとうございます。」
「この学校は皆さんのご存じのとうり冒険者育成学校となっております。」
「この学会に通いこの世界について学び戦闘の仕方などここにいる同級生とともに切磋琢磨していってください。」
あんなに優しそうな見た目をしておいて実際の覇気からとんでもない強者なことがひしひしと伝わってくる。
その後この学園についての説明が少しされクラス分けについての説明が始まった。
この学校はステータスを測りそのステータスでクラスがわけられるらしい。
クラスは上からA、B、Cクラスに分かれているらしく後々移動もあるらしい。
その説明が終わりそのまま計測をしに向かうことになった。
そのためここで一旦ララと別れることになった。
指定の部屋につき
「ステータスを見せてください」
と担当の人に言われたのでその呼びかけに応じてステータスを見せた。
そして数人の人と話し合った試験官が口を開いた
「あなたはBクラスです。」
と言われBクラスのところに案内された。
そうしてBクラスの教室に入るとそこにはララが既にいた。
「レイ君もBクラスだったの?」
「そうだよ、まさか君もここにいるとは」
こんな雑談を交わしこれからの学園生活に期待を抱くのだった。