66話_side_Pr_第五練術場
・これで「G大発生編」おしまいです。
・GはゴーレムのGです。
~"転生令嬢"プリムローズ~
その時、私は吹っ飛んだ。
「ぬわあああああああああっ!?」
我ながらなんて色気のない悲鳴だ。などと自嘲する余裕すらない。
恐慌状態になった主人公ちゃんの魔力が爆裂する瞬間、私は悟った。無防備に受ければ死人が出ると。チート生物である私自身はともかくとして、既に瀕死のマルグリットちゃんや、自己の魔力による相殺が期待できないクラリスちゃんなんかは、十中八九即死だろう。
執行部のユーフォリアちゃんや、優秀な魔法使いらしいクロトくんや付き人くんは死にはしないだろうが、無事では済むまい。
私は即座の判断で、自分自身を守ることを放棄して、他の彼らの身を護るための魔法を展開した。
転神状態にない私では、その刹那に魔法を一つ割り込ませるのが精一杯であった。
急拵えの防御魔法は一瞬で砕け散ったが、その一瞬の猶予で優秀な彼らが咄嗟の防御を行ったことを確認して、私は安心してぶっ飛ばされた。ちなみに、私同様にチート生物であるマリアちゃんは自力でどうとでもなるだろうから、彼女と彼女の傍に居た大人二人は無視である。
原始的な魔法である暴風にズタズタに引き裂かれながら練術場の外まで吹き飛ばされた私は、魔力を編んで作った鞭をしならせ、その辺の木に巻き付けた。台風を耐える街路樹みたいな有様になっている木くんに更なる負担を掛けるのは心苦しいが、おかげでなんとかそれ以上吹き飛ばされるのは免れた。
とはいえ、私の一際軽い身体は未だに風に弄ばれており、片手の鞭を起点にして鯉のぼりにでもなった気分だ。
余談だが、鞭は私のメインウェポンである。原作のプリムローズが使っていたので真似してみたのだが、だからこそというべきか、非常に良く馴染んだのだ。個人的にはビジュアルがドSっぽくなるのであまり好き好んで振るいたくはないわけであるが。
「ぐっぬぬぬ……なんで次から次へとアクシデントが起こるんだっ!」
しかもピンポイントで私を狙い撃ったようなタイミングで来るから堪らない。私の与り知らないところで致命的なアクシデントが起こるよりは良いけど!
いや、まあ被害妄想なのはわかっているけど、愚痴るくらいは許して欲しい。
それにしても主人公ちゃんが魔力暴走とは。
私の役立たずの原作知識が今更ぼんやりと思い出されるが、そういえば確かにそんなシーンがあった気がする。主人公ちゃんにとって『自分を庇って親しい人が死ぬ』というのがトラウマなのだ。過去にそうやって近しい人物を喪ったことがあって、それが彼女にとって魔物と戦う原動力であると同時に、原罪というウィークポイントでもある……みたいな感じだったはず。
厳密にはマルグリットちゃんはまだ死んでいないし、原作では主人公ちゃんが暴走するのはもっと後のことだった気がしてならないが、生憎と私は私の記憶を信用していないので原作についてこれ以上考えるだけ無駄である。
そう、そんなことを考える暇があるならば。
「このままでは、学院が更地になりかねんぞ……!」
魔力暴走とは要するに、防衛本能や攻撃本能の暴走だ。魔力自体が制御下を離れるような変質をしているわけではなく、あくまでも乱れ狂っているのは魔力を扱う本人だ。魔法というものが脳内の魔法モデルによって完結すると言うことは、思考だけで魔力を操作し得るということ。だから魔法使いの『カッとなってやった』は洒落にならない被害を招くし、魔法と言う技能の習得や教導の難しさの理由でもある。
主人公ちゃんの場合。トラウマを想起されたことによる魔力暴走の典型的なパターンだが、現段階は『拒絶』。認めたくない光景を只管に遠ざけようとする防衛本能の働き。次のプロセスはおそらく『否定』。起こってしまった結果をなかったことにしようとする働き。そして最後は『逃避』。覆せない現実から逃れるために自分を消去しようとする働き。即ち自滅だ。
プロセスが『否定』に移行すれば、彼女の魔力は周囲を無差別に破壊し始めるだろう。
その前になんとかせねば。
だがどうしたものか。
大抵の魔力暴走の場合は、例えば親しい人が声を掛けて正気に戻すとか、ぶん殴って気絶させるとか、魔法や薬品で眠らせるとか、取り得る対抗策はそれなりにあるのだが。主人公ちゃんの場合は持っている魔力が莫大過ぎるせいで、そもそも近付くのも簡単じゃないし、暴走する防衛本能が莫大な魔力を使って彼女を護るだろうから手荒な手段でどうこうするのは相当しんどいぞ。
更に言っておくと、主人公ちゃんのメンタルは作中屈指の強靭さである。あれほど強大な能力を持っていながら、まったく力に溺れることが無かった超人的人格者、それが主人公ちゃんだ。
その彼女が我を見失うほどの強烈なトラウマ。
強靭な精神力で厳しく自己を律しているが故に、一度タガが外れると反動も凄まじい。
となると、状況を収めるためには、主人公ちゃん自身にその強靭な精神力でもう一度心に蓋をしてもらう以外に方法はあるまい。
要は、彼女を正気に戻すしかない。
嗚呼ダメだ。結局原作を頼らざるを得ない。というかこういう時くらい役に立てずにどうするんだ。
原作ではどうやって暴走を収めたんだっけか。
確か、そうだ。原作で主人公ちゃんを庇って瀕死の重傷を負ったのは先輩キャラだった。あれは魔物との戦いの中での出来事だったはずだけど、それはどうでもいいとして。
「そうか……!あれは、ユーフォリアちゃんだ」
無意識の呟きが漏れる。
原作で主人公ちゃんの暴走のきっかけとなったのは、先程まで一緒に居たユーフォリアちゃんだった。彼女は主人公ちゃんを魔物の攻撃から守って瀕死の重傷を負い、そして自分のせいでユーフォリアちゃんを死なせたと思った主人公ちゃんの魔力が暴走してしまう。
最後は瀕死の身体を押してユーフォリアちゃんが立ち上がり、彼女は幻影魔法で自分の傷を隠して主人公ちゃんに語り掛け、自分が無事だと思わせることで暴走を収めたのだ。ユーフォリアちゃんは既にどうあがいても自分が助からないことに気付いていて、結局主人公ちゃんを正気に戻した後で死んでしまうのだけど……。
「ユーフォリアちゃん死んどるやんけ……!」
いや落ち着け、それは今気にしても仕方ない。
つまり、主人公ちゃんのトラウマの原因を取り除けばいいのだ。今回で言えば、彼女を庇って倒れたマルグリットちゃんが、何事もなかったかのように起き上がれば、色々な意味で万事解決である。
なんだそれは。夢物語を現実にしろとでも言うのか。
そんな都合のいい展開が――、
「あっても、いいはず」
だって。
ここは『夜明けのレガリア』っていう名前の、ご都合主義の世界なのだから。
夢と希望を信じる童心なんて、アシュタルテ侯爵領を取り巻く非情な現実に粉砕されて久しいけれど。
現実は全然優しくなくて、私に都合のいいことなんて早々起こらないのだと、ずっと昔に悟っていたけど。
私が貧乏くじを引くのは別にいい。所詮は悪役ゲスロリで、世界に嫌われていても致し方ない。
だけど、ならばせめて、主人公ちゃんにだけは優しい世界であれ、と思う。
そうじゃないと、
「悪役が報われないだろーが!――――――転っ神ッ!!」
私は魔力の鞭を破棄するのと同時に、暴風に身を任せて吹き飛びながら転神を発動。
光の翼を広げて爆心地へと飛翔する。
原作では転神と書いてデヴィライズとルビが振られていて、それがこの世界での正しい名称なんだけど、私は敢えて『てんしん』と叫ぶ。何故なら変身ヒーローっぽくてかっこいいから。なお、そもそも転神を使うのに声を出す必要はないし、私以外に意味は通じないけど。
拒絶の嵐が何するものぞ。アンジュモードの私はチートの権化である。ボスキャラの面目躍如ってね!
マリアちゃん達が咄嗟に身を隠す場所があるとすれば、私が凍らせた超巨大ゴーレムの影とかだろう。私が魔法を解かない限りは時間が凍結しているので、件のゴーレムは暴風に削られることのない無敵の遮蔽物と化す。
私が風を切り裂いてゴーレムの氷像の裏側へと回り込むと、案の定マリアちゃん達の姿を見付けられたわけなんだけど、
「ちょおぉぉぉっと、待ったぁぁぁぁぁぁっ!!」
思わず叫んでしまった。
だってマリアちゃんのアヴァターがどこのラスボスかって言うくらいに凶悪なフォルムに変身していて、殺意マシマシで今にも飛び出そうとしているんだもの。
明らかに、主人公ちゃんを説得(物理)しにいく寸前である。
「あ、アンジュ様っ!?」
垂れ目の瞳をまんまるにしたマリアちゃんに微笑を返しながらも、私は一直線にマルグリットちゃんの傍らへと舞い降りた。
突然の闖入者に警戒しようとしたものの身体が動かないくらいに疲弊しているらしい付き人くんと、その横にはクラリスちゃんが倒れ伏しているが外傷は殆どないみたいだ。
先程、彼が咄嗟にクラリスちゃんを守ってくれたのだ。この借りはちゃんと返さないといけないな。
だが今はそれよりも、だ。
「ちょっとごめんね」
「あ、んじゅさま……?」
妹の傷口を押さえながら治癒魔法を掛け続けるユーフォリアちゃんに声を掛け、そっとマルグリットちゃんの顔に頬を寄せる。今にも消えそうな細いものなれど、間違いなく呼吸をしている。
生きていてくれた。
「なら、」
まだ、なんとかなる。
私の属性は時間。それも『停滞』と『遡行』を司るマイナス方向の時間使いだ。
そんな私にとって、元に戻すという行為は得意中の得意。
だけど、私にできるのはあくまでも、元に戻すことだけ。
元に戻すことと、蘇らせることは絶対的に違う。死者の肉体を遡行させたところで、生前と変わらぬ綺麗な肉体が出来上がるだけ。そこに命は宿らない。新鮮で綺麗なフレッシュデッドが出来上がるだけなのだ。
マルグリットちゃんはまだ生きてる。
なら、その命を脅かす傷そのものを『なかったこと』にするのは私の領分だ。
主人公ちゃんが『否定』するまでもなく、こんなものは私が否定する。
「ユーフォリアちゃん。少しだけ離れててくれる?」
「え?で、でも……」
「お願い。私を信じて」
虫の良いことを言っていると思う。
黒い森で何度か顔を合わせているから初対面ではないものの、彼女らからすれば私は正体不明のアンノウンだ。その分際でどの口が『信じろ』などと言うのかと自分でも思うが、そう言うしかないのだからしょうがない。
信じてくれなければ無理矢理に退かしてでも私は強行するけど、手荒な真似はしたくない。
ユーフォリアちゃんは一度だけマルグリットちゃんと私の顔を見比べて、それから後ろに下がってくれた。
傷口を押さえて真っ赤に染まった両手を祈るように組んで、涙に濡れた瞳で私を見る。
「お願いです……妹を、リタを、助けて」
「勿論、助けるよ!」
にっこり笑って、私は魔法を唱える。
マルグリットちゃんの傷口に翳した両掌から、ありったけの『時間遡行』を注ぎ込む。
おそらくは世界で私一人しか遣い手の居ない魔法。私はこの魔法に名前を付けていないので、宣言を行うことは出来ない。私の背後で広がる翼から溢れる魔力が光となって降り注ぐ。
私の光翼は魔力の出力機関だ。普段は推進装置として機能しているが、一時的に魔法の出力を上げるブースターとして使うことも出来る。
だが、それでもなお足りない。
マルグリットちゃんの傷口は徐々に巻き戻り始めているが、こんなペースではいつまで掛かるかわかったものではない。
同じ魔法モデルを脳内に並列で展開し、名も無き魔法を幾重にも重ね掛けする。一部の魔法では、同一の魔法を多重に展開することで効果を高めることが出来る。
クロトくんのような手数と火力で押せ押せタイプの魔法使いが得意としている手法だ。
「くぅ……ッ」
常からチートに胡坐をかいているせいで、私は魔法を使う際に殆ど消耗しない。
唯一消耗をなかったことにできない時間魔法を幾重にも発動したことによる莫大な負荷は、消耗することに慣れてない精神を容赦なく軋ませる。
けれど、まだ足りない。
ならばと私は翼を広げ、舞い散る魔力に指向性を持たせて空間に線を引く。
黄金に輝く魔力糸が虚空に描き出すのは、名も無き魔法を形作る魔法モデルであり、紋章術における立体魔法陣だ。
殆ど光の繭のようになった金色の空間の中で、私はただ只管に祈り続ける。
(戻れ、戻れ戻れ、戻れ戻れ戻れ戻れもどれ――――ッ!!)
時間遡行魔法はあらゆるものに効果を発揮するわけではない。
厳密には、私自身の認識の問題であり、私が遡行結果を明確にイメージしていなければ使えないのだ。簡単に言えば、その辺の遺跡に出掛けて行って遡行魔法を使ったところで、私がまったく知らない過去の姿に復元することは不可能だ。風化した石材を新品の状態に戻すことは出来る。原型が残って居ればそれを私がイメージ出来るから。だけど朽ちてかつての形状が失われてしまっていたら、そこを私の想像だけで補うことは出来ない。逆に言えば、見る影もないほどに朽ち果てた事物に対しても、私がかつての姿を明確に知っていれば、化学変化も質量保存もなにもかも無視して強制的に元通りの姿を取り戻すことが出来る。それが、時を戻すと言うことだ。
そして、イメージが明確であればあるほど、魔法の効率が上がり、負荷や消耗は抑えられる。
だから、私自身を遡行させる分には最高の効率を発揮するため、ほぼほぼ消耗無し且つ一瞬で完了させられる。
そう考えれば、これがマルグリットちゃんでなく見ず知らずの学生だったら、そもそも手の打ちようがなかった。
マルグリットちゃんにしても、普通に考えれば決して効率がいい相手とは言い難い。
だって、そもそも私自身が彼女と触れ合った機会など数えるほどで、友人でもなければ知り合いという表現すら怪しいレベルだ。
それでも、私はこの試みが成功することを疑っていなかった。
何故ならば、ことが私のイメージだけの問題であるならば、私はちゃんと知っているから。
あの日、黒い森で魔物に呑まれそうになった彼女を助けた時の、あの安堵を。
これ以上ないほどにこの腕に感じた命の重みと、彼女が『生きている』という実感を。
「だから――」
私の翼が、一際強く輝く。
「――――起きなさいっ!」
「!!」
瞬間、ぱっちりと瞳を開いたマルグリットちゃんがバネ仕掛けのように起き上がり、
「「あいったぁ!?」」
勢いよく跳ね上がった彼女の頭が、思いっきり私の額に直撃した。
数秒、二人して額を押さえて悶絶する。
無理な魔法行使でガンガンと痛む頭に、この一撃はあまりにも無情だ。展開していた全ての魔法が一斉に消し飛んでしまった。
「り、リタ……?」
固唾を呑んで見守っていたユーフォリアちゃんが、夢でも見てるかのような現実味のない声音で呆然と呟く。
その声に反応したのか、ようやくマルグリットちゃんが周囲を認識し始めた。
「あれ、あたしなんで……ッ!そうだミアベル、てかアレうそ!?天使様!!」
「それだけ元気なら、大丈夫そうね」
血まみれで呆然としているユーフォリアちゃん、周囲で吹き荒れる魔力の暴風、そして傍らに座り込んだ似非天使――と順ぐりに視線を巡らせて瞳を瞬かせるマルグリットちゃんには悪いが、混乱するのも放心するのも後にしてもらう。
私は気怠い身体を叱咤して両腕を伸ばし、彼女の頬を包むようにして、無理矢理視線を合わせる。
「アンジュ様……?」
「わかる?マルグリットちゃん……貴女の友達が、苦しんでる」
静かに語り掛けると、マルグリットちゃんが目を瞠る。
それだけの言葉で彼女に伝わったのがわかる。今まさに吹き荒れる暴風こそ、主人公ちゃんの心が軋む悲鳴の音なのだと。
「彼女を救えるのは、貴女しか居ない」
「あたしが……?」
「きっと、貴女が来てくれるのを待ってる」
私と視線を合わせたマルグリットちゃんの瞳から困惑が消え、見る見るうちに力強い光が宿っていくのを感じる。
「なにをすべきかは……わかるかな?」
「……うん。わかる」
揺ぎ無い言葉に安心してマルグリットちゃんを解放すると、彼女は先程まで死に瀕していたとはとても思えない確固とした足取りで立ち上がった。
魔力を盛大に使い過ぎたせいか、私のアヴァターの特徴的な光翼は、輝きを失って殆ど消えかけていた。
今にも途切れそうな思考では、これ以上なんの仕事もこなせそうにない。
だから私は力なく座り込んだまま、この場で最も信頼できる相手に後を託すことにした。
「マリアちゃん」
「あ、っは、はい!」
「お姉さん疲れちゃった。悪いけど、あとお願い」
へらりと笑ってそう言うと、マリアちゃんは一瞬なにを言われたのかわからないように瞳を丸くしていたが、ややあって力強く頷いてくれた。
「必ず……彼女をアトリーさんの元へと、お送りします」
そこからはもう、良く覚えていなかった。
マリアちゃんのアヴァターが赤黒い輝きを放って膨れ上がり、なにか、竜のようなシルエットを見た気がした。
私はなけなしの魔力と気力を振り絞って時間を停滞させ、最後の力で飛翔してその場を離脱する。
間違っても、あの場でぶっ倒れて転神が解除されるわけにはいかないのだ。
例え術者が気絶したとしてもアヴァターが即座に解除されるようなことはないが、今倒れたら次はいつ目覚めるのかが正直予想できない。なんせ、これほど消耗したのは生まれて初めてだ。
死に往く命を捻じ曲げたのだから、この程度の反動で済んでいることをむしろ喜ぶべきなのだろうか。
「うはぁ……これ、まじで、洒落にならん」
霞む視界でなんとかひと気のない場所まで移動し、墜落するように着地した。同時に転神を解除し、停滞させていた時間が動き出す。
動こうとして、かくんと膝から力が抜けた。
「あ、やば」
無様に倒れた私の意識が、そのまま遠のいていく。
最後に視界に映ったのは、こちらに猛烈な速度で近付いてくる炎の塊だった。
「――――あるじさま!居たー!」
なんだか妙に懐かしく感じる声を聞き。
なんとも良いタイミングで来てくれるものだと少し笑う。
(……説教は勘弁してやるか)
そんなことを考えながら、私の意識は暗転した。
・2021/9 細部の描写を修正。




