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ハヤブサトテガミ  作者: とべる
9/15

入部

次の日にはもう入部届けを出していた。背の高いクラスメイト古川と共に。それから毎日部室にいっては先輩のギターを借りてジャカジャカ音を鳴らした。あんまり綺麗には鳴らなかった。やはり、Fコードに苦戦した。

最終的に今年の入部人数は約30人だった。一クラス分ぐらいだ。そして、2年生、3年生を含めると100人を超えた。

この中でおれの存在感を出していけるのだろうか。不安だった。

それから何日か立つごとに少しずつだが成長している気はする。Fコードも若干響くようになってきた。そんなある日いつもギターを教えてくれる宮下先輩が声をかけてきた。

「なあ、黒崎、ライブっていったことある?」

「いや、ないですけど。」

「今度いくか。」

そのライブとは有名アーティストもたくさん出るフェスのようなものだった。

「いきたいです!」

それまで音楽なんてこれっぽっちも興味がなかった俺にとっては未知の世界。いきたくて仕方なかった。

「じゃあ、古川と阿倍野と矢倉も誘っておいて。」

「え?あ、はい。」

とりあえず返事をした。なぜこの四人なのか。おれは古川以外とは話したことがない。ただ、共通点があった。四人とも同じクラスで同じ部活ってことだ。


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