プロローグ
初投稿です。誤字脱字の報告や感想などもらえるととても喜ぶので、お願いします。
2日に1話投稿の予定ですので手が空いた時に読んでください。
俺は山本衡平。大学を卒業し、この春から就職をする。今はその就職先の先輩と飲みに来ている。先輩はとても面倒見が良い人で、他社の就活の相談にも乗ってくれていた。そんな先輩が就職祝いとして誘ってくれたのである。
「来週から入社だろ?仕事は厳しくいくから覚悟しとけよ。」
「はい、先輩に追いつけるように頑張ります。」
「言うなぁ、俺も抜かされないようにしなきゃな。そういえばお前、今日、引っ越しじゃなかったか?飲みに来て時間大丈夫なのか?」
「分かってるなら日にちずらしてくださいよ。帰ったらかたずけなくちゃいけないんですから。今日は飲みすぎても面倒見れませんからね。」
「分かってるよ、今日はいつもみたいに飲みすぎたりしないって、信じてくれ。」
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結局飲みすぎて先輩はつぶれてしまった。なんで俺はまだ、就職してない先輩の家を知ってるんだ。
「先輩、家につきましたよ、起きてください。先輩。」
「ん?あぁ、家か。すまん、また潰れたのか。迷惑かけたな。靴は脱がせてくれたのか。初め、靴を履いたまま家に上げられたのには驚いたよ。」
「謝るぐらいなら飲みすぎないでください。何度目ですか。それに、靴は自分の家では履いたままなので、それでついそのままにしてしまっただけです。」
「そうか、そうか。あっ。飯代建て替えてくれたんだろ?はい、これ。飯代と帰りのタクシー代な。気を付けて帰れよ、送ってくれてありがとな。」
「ありがとうございます。来週からよろしくお願いします。」
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