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無人の異世界開拓記~女の子達と街作り~  作者: オリオン
第2章、ハンターを求めて
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石造住宅の住民

石造の家に入り、内装を探った、内装も結構力を入れたが、窓は大変だったな。

さて、一応2階建てにしたし、部屋も多めにしてしまった。

そのせいでどの部屋に居るかが分からないんだよな。


「どの部屋に居るかな?」

「分からん、部屋を多く作りすぎたからな」

「兄ちゃん・・・そういう所妙に力を入れるよね」

「一応人が住むんだ、しっかりしないとな」

「あぁ、そうなんだ、まぁ、いいや、全部の部屋を探せばいいだけなんだし」

「だな」


そして、俺と安希は色んな部屋を回ってみた、しかし、1階には居ないようだ。

だとすると、2回か? 多分そうだろうな、と言うか後は2階しか無いからな。


「もしかして、佐奈と同じ様に2階の一番奥の部屋に居るかもな」

「そうかもね、行ってみようか」


そして、2階の奥の部屋を開けてみると、やっぱりそこに居た。

髪の毛は黒く、赤い髪留めで後ろに括っている、ポニーテールって奴だったかな。

安希がたまにする髪型だ、そして、服は黒く、グレーのカーディガン? を来ている。

そして、赤と青のチェック柄のネクタイを締めているな。

下の方もズボンで、怪我はしそうに無い、やっぱりハンターだからな、スカートは危ないしな。


「ん・・・ん? あれ? ここは何処だ?」

「あぁ、起きたか、どうも」

「うわぁ! この!」

「おわ!」


女の子は目を覚ますと同時に俺に殴りかかってきた。


「危な!」


俺はいきなりで焦ったが、何とか女のこの拳を回避することが出来た。


「あ、くぅ」

「な、何だよ、何だっていきなり殴りかかってくるんだよ!」

「黙れ! いきなり私の目の前に現われて!」

「あ、怪しい物じゃ無いんだって」

「怪しすぎるでしょうが!」


この子はかなり警戒心が強いようだな。


「・・・怪しかろうと何だろうといいんだけどさぁ」

「へ?」


そして、その女の子の近くに居た安希が、その子の肩を掴んだ。

安希はそこまで高くないんだよな、だからこの女の子は気が付かなかったんだろう。


「な、もう1人! 小さくて見えなかった!」

「・・・・・・いきなり攻撃してきた上に、私を侮辱するんだね・・・ふふ・・・」


いけない、安希は自分の身長が低いのを気にしているんだった。

そんで、大体その事を言った奴には容赦しない。


「う、は、離れない、何に、この子の力! こんなに小さいのに!」

「お、おい、それ以上は止めろ、火に油を注ぐぞ!」

「はぁ? 何を馬鹿なことを!」

「ゆ・・・許さないよ・・・2回も言うって・・・悪かったね! 身長が低くて!」


そして、安希は女の子に足を引っかけた。


「へ? わぁ!」

「どんだけ頑張っても私の身長は伸びないのぉ!」


そして、足場に投げた、ここは部屋だから木造なんだが、これは痛いな。


「あ、安希! やり過ぎだっての!」

「むきぃ! 生まれたてのくせに私よりも身長があるなんて! 紗菜は私と同じくらいなのに!」

「きょ、強烈・・・」

「まぁ、落ち着け、落ち着けって、大丈夫、多分伸びるから」

「伸びないからこんな思いをしてるんだよ!」

「がふぁ!」


そして、俺も巻き込まれて、安希に殴られた。

こいつはこうなると中々落ち着かないんだよな。

別に身長が高い相手でも挑発されなかったら問題ないのによ。

でも、自分の身長に触れられたら大体すぐ怒る、やっぱり気にしているんだろうな。


「痛いって、お、落ち着けよ」

「ふぅ! ふー! ふぅ、ふー、はぁ、ご、ごめん」


ようやく落ち着いてくれたか、よかった、暴走が止まったか。

正直、ここに佐奈がいなくて良かったな、巻き込まれかねないし。


「うぐぅ・・・あ、頭が痛い・・・」

「気を失ってはいないんだな、流石に頑丈な奴だ」

「くぅ、まさか、こんな怪力娘がいるなんて」

「なに? また私を侮辱するの?」

「いや、すまない、悪かった、その、小さいなんてもう言わない」

「あ、あぁ、そ、そう・・・」


安希は結構堪えているな、多分思いっきり投げたことを反省しているんだろう。


「そ、それにしても、私は何者なんだ?」

「・・・何だ、それも分からないのに攻撃したのか」

「目の前に知らない連中がいたら当然じゃないか」

「当然じゃ無い、お前がおかしいんだ」


この子と会って、佐奈が本当に温厚な性格ですごい奴なんだなと言うのがよく分かった。

なんせあいつは出会ってすぐに順応したしな、名前とかも速効で受け入れてたし。

そう考えると、本当にすごいな、佐奈は。


「で、私は誰だ? そして、お前らは誰だ?」

「そうだな、お前は神の子、そして、俺達はその神の召使いだな」


俺の言い方はあながち間違っていないと思う、なんせ、誰も居ない異世界に飛ばされて

いきなりこの世界で街を作ってください、なんて命令されてるんだからな。

もう、召使いだろう、と言うか、下手したら奴隷なんじゃ無いか?


「はぁ? 私が神の子? そして、あなた達が召し使い? もっとマシな冗談を言いってくれ」


冗談じゃ無いんだがな、でも、普通は受け入れないよな。


「そうだな、じゃあ、こうだ、お前はこの家の住民で、俺はこの家の大家だ、これならどうだ?」

「そうか、私はこの家の住民だったのか、でも、ここは何も無いな」

「あぁ、何も無い、あるのは大自然と俺達の家くらいだ」

「どういうこと? さっぱり分からない」

「じゃあ、一から全部説明してやる」


俺は俺達はこの誰も居ない異世界に飛ばされた人間だと言うこと。

俺がこの異世界に街を作ろうとしていると言うことを告げた。

その説明を聞いて、彼女はあまり信じてない様子だったが、外の景色を見て、信じることにしたそうだ。


「分かったよ、あんたの話、信じる、こんな景色を見せられたらね」

「だろ?」


そして、俺はこの子に自己紹介を済ませた。

と言うか、この子は人間の世界は街が沢山ある、と言うのが当たり前に感じて居るんだな。

そういう所がよく分からない、佐奈はそこまで気にはしてなかったように感じたんだがな。


「あぁ、自己紹介ありがとう、私も自己紹介をしたいんだけど・・・名前も何も思い出せないんだ」


やっぱり記憶は無いんだな、でも、何処かで街があるのは当然だと感じているんだな。

よくは分からないが、あの女神さんは分かっているんだろうな、なんせ、自分の娘の様なもんだからな。


「じゃあ、名前を付けてやろうか?」

「・・・あぁ、気が進まないけど、記憶が戻るまではね」


記憶が戻る事なんてあるんだろうか・・・まぁ、いいかな。

とりあえず、この子の名前を考えないと・・・華夏(はな)でいいかな。


「じゃあ、華夏(はな)だ、どうだ?」

「は、華夏? う、うーん、そ、そうだな、そ、それで良い」


華夏に決まった、でも、顔を赤くしていたが、どうしてだろうか。


「じゃあ、華夏、一応俺達の他にも住民が居るんだ、紹介しよう」

「あ、あぁ、分かった」


そして、俺達は先に戻って飯の準備をしている佐奈の所に案内した。


「おい、佐奈、居るか?」

「はい、お料理はまだ完成してませんよ」

「あぁ、それは分かってる、こっちにはこれそうか?」

「すみません、料理で手が離せなくて」


まぁ、調理中に離れるのは危ないからな。


「兄ちゃん、私が佐奈の代わりに料理をするよ、言ってくるね」


そう言うと、安希は台所に入り、佐奈にある程度の事情をはなした。

そして、佐奈は台所から出てきた。


「はい、安希ちゃんに変わってもらいました・・・それで用事というのはそこの女の子ですか?」

「あぁ、実は新しく作った家に住むことになったんだ」

「えっと、私は華夏だ、隣の家に住むことになったんだ、よろしく」

「さっき完成したばかりなのにもう住民がいたんですね、どうもです、私は佐奈と言います」


しれっと重大な話を出したな、佐奈の奴。


「完成したばかり・・・?」

「あ、あぁ、予約が入っていたんだ!」

「そうなんですか、すごいですね」

「よ、予約・・・? 記憶が無いからそんな事をした覚えも無いが、多分したんだろう」

「え? あなたも記憶が無いんですか? 奇遇ですね、私も何ですよ」

「記憶喪失の仲間か・・・本当に奇遇だな」


そして、2人は記憶が無い仲間同士でお話をしている。

はぁ、最初はどうなるか焦ったが、何とかなってよかった。

そして、俺は街を作るために協力して欲しいと言う事を華夏に言った。


「街を作る手助けか、いいぞ、戦う事しか出来ないけど、それでも良いなら手伝おう」

「それで良い」

「街が出来たときが楽しみだ」


そして、安希が気を利かせて華夏の分の料理を作り、一緒に飯を食った。

はぁ、説得が大変な奴も出てくる可能性があるのか、大変だな。


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