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無人の異世界開拓記~女の子達と街作り~  作者: オリオン
第1章、異世界に飛ばされて
5/33

洞窟探索へ

家を建てた途端、女神さんから新しい課題を告げられた。

とりあえず、今は戦闘要員の住民と素材集めの住民を何とかして出さないといけない。

確か、戦闘が出来る住民は石材を沢山使った家で出てくるんだったよな。

まぁ、それ以上に素材集めの住民だったな、確か木材をメインにした場合だったか。


「ん・・・」


俺と安希が建てた最初の家にいた女の子が目を覚ました。

そういえば服装とかも職業で違うんだったな、この子の場合は白い服の上に茶色い服を着ている

下は白いミニスカートで、はしにふりふりが付いている、髪の毛は金色で長く、青い小さなリボンを

頭に付けている、これは生まれてすぐにあるんだなと。

しかし、こんな服装だとすぐに怪我をしそうだな、でも、考えてみると安希もミニスカートだったな。


「な、なんで私を見るの?」

「いや、考えてみればお前の服って怪我しやすそうだなと思って」


安希の服装はくまがプリントされた半袖のTシャツ、そして、ピンクの髪留めを何カ所かにしている

ちょっと前に髪を切ったから髪の毛は短い、スカートは薄い青色をしたミニスカートだ。

そうだな、安希をしっかりと見たことはなかったし、気が付かなかったが髪の毛の色は

若干茶色なんだな、目の色も茶色だし・・・やっぱ、母さんに似てるような気がする。


「そんなに見ないでよ」

「あぁ、ごめん、やっぱり母さんに似てるなと、あと、なんでそんなプリントが?」

「これは部屋着なの」


そういえば、俺達って家でのんびりしている時にここに飛ばされたんだったよな。

まぁ、俺はあと少しで外にゲームを買いに行こうとしてたから普通に服を着てるが。


「・・・あの、すみません」

「あぁ、忘れてた」


安希との話に夢中になって忘れてたが、この家にいた女の子、目が覚めてたんだったな。


「えーっと、自己紹介をするか、俺は石田 彰だ、よろしくな」

「私は石田 安希、この人の妹、よろしくね」

「あぁ、ご丁寧に、えっと、私は・・・・・・? 私は誰ですか?」


・・・そうだよな、考えてみたら女神様が作った人間だからな、名前があるわけが無い。

そうか、神様が作った人間は赤ん坊じゃ無くて普通に俺達くらいの身長と知能があるんだな。


「え、えっと・・・そ、そうだな、神様の子ども?」

「神様の子ども? 私がですか?」

「あぁ、そうだ、そうなる」

「・・・まさかぁ、そんなわけ無いじゃないですかぁ」


女の子は笑いながら俺の答えに返してきた、本当のことなんだが、信じられないよな。


「あはは、そうだよな、じゃあ、どうするか・・・」

「うーん、自分の名前も分かりませんし、自分の事も分かりません・・・」

「じゃあ、兄ちゃんがこの子の名前を考えたら良いじゃないか」

「はぁ!? 俺が!?」

「そうですね、お願いします」


無茶ぶりを・・・そうだな、佐奈さなで良いんじゃないかな、何だかぱっと出てきたし。


「じゃあ、佐奈で良いんじゃないか?」

「佐奈ですか・・・良いですね!」

「兄ちゃんって名前を考えるの得意だよね、前も飼ってた虫に里香とか付けてたし」

「だぁ! 言うな! 名前を付けようとするとどうしても人間みたいな名前になるだけだ!」

「あはは! そうだったね!」

「え? うふふ、面白い方ですね」


くぅ、何で俺は名前を考えるとどうしても人間みたいな名前になるんだよ・・・

ん? 待てよ、考えてみると、これからこの世界の住民はドンドン増えていくんだよな?

もしかして、その名前、全部俺が考えないといけないんじゃ!?


「兄ちゃん? どうしたの?」

「い、いや、これからの事を考えてゾッとしてただけだ」

「なんで?」

「名前、これから増えるのに全部俺が考えないといけないのかなって」

「あ・・・・・・」


安希から謎の沈黙が・・・多分、安希も察してくれたんだろう。


「だ、大丈夫! その時は私も考えるから!」

「ほ、本当か? ありがたい」

「-? 何のお話です?」

「いや、佐奈は良いんだ、気にしないでくれ」

「そうですか」


こいつは自分の事をまだ知らないからな、後から知っていくかもしれないが、今は黙っておこう。


「な、なぁ、佐奈は採取とか出来るか?」

「採取ですか? 何かを取ってくることは出来ますよ、多分」

「じゃあ、頼む、俺達と一緒に石材を集めくれ」

「はい、分かりました」

「じゃあ、行こうか」


俺達は少し遠くの洞窟に向かった、そこは確か沢山の石材があったはずだ。

ピッケルも少しは出来ているし、洞窟を削って集めることも出来るだろう。

もしかしたら石炭のような鉱物も手に入るかもしれないしな。

そして、少しして、俺達はその洞窟までやってきた。

まぁ、当然と言えば当然だが、洞窟はかなり暗かった。


「暗いね」

「まぁ、当然だよな」

「彰さん、その手に持っているのは何ですか?」

「松明だ、動物の脂を使って作ったんだ、あまり長くは持たないが、少しの間なら」


俺は松明に火を付け、周囲を照らした。


「兄ちゃん、準備が良いね」

「そりゃな、洞窟が暗い可能性はかなり高いし、あと、松明はあった方が便利だろ」

「確かにね」


それにしても、静かだな、それに、かなり冷たい風を感じる、まぁ、洞窟だし、当然だがな。


「うーん、石材を集めるのって面倒なんだね」

「家を建てれるくらいの石材を集めないといけないからな、まぁ、木材も使うが」

「ふーん」

「あと、石材は結構汎用性が高いんだ、色んな物に加工できるし」


昔は石を上手く扱って武器を作ったりしていたらしいしな。

それだけ石材は扱いやすく、色んな物に使う。


「あ、あれは何でしょう」


佐奈は何か気になったらしく、俺達から少し離れた。


「ちょっとまてよ、あまり離れるな」


俺は佐奈を追いかけた、戦闘が出来ない奴が、こんな場所で1人になるのは危険すぎる。


「気になります、ちょっと掘ってみますね」

「分かった、でも、出来るだけ速くしてくれよ」

「はい」


そう言うと、佐奈は洞窟の壁を掘り始めた。

意外と手際がよく、流石は素材を集めるのが得意な住民だ。

そして、10分ほど掛けて、佐奈は大きめの鉄鉱石を掘り当てた。


「鉄鉱石でしたっけ」

「ほう、鉱物の名前が分かるのか」

「はい、何でか知ってます」

「そうか、それは頼りになるな」

「おーい、安希! 佐奈が鉄鉱石を掘り当てたぞ!」

「そうなの? すごいね」

「ん?」


安希の上によく見えないが、何かがいる、確実に何か辺なのがいる。

松明の光はその何かを完全に捉えることは出来ないが・・・


「がぁ!」


その何が素早く安希に飛びかかろうとしている、ヤバい!


「安希! 避けろ!」

「え? うわ!」


安希はギリギリでその何かの攻撃を回避した。

そして、下に降りてきて分かった、そいつは全身が黒く、胴体に大きな口のような物がある

化け物だった、こんなのがいやがるのかよ!


「がぁ!」

「痛!」


安希はその化け物の強烈な体当たりをもろに受けた。

あんな見た目で素早く攻撃方法を変えるとかどうなってんだよ!


「うぅ・・・い、痛い」

「がぁ!」


化け物は胴体の大きな口を開き、安希に飛びかかった。

安希は意識を失って動けそうに無い!


「クソ! させるかよ!」

「がぁ!」


俺は松明を化け物の方に投げ、ナイフを出し、化け物を刺した。


「がぁ!」

「うわ!」


俺は化け物の力で吹き飛ばされ、近くの壁に叩き付けられた。

これは痛い、でも、ナイフを放してはいないし、まだ攻撃は出来る。


「くぅ・・・」

「あぁ、彰さん、安希さん」

「佐奈! 安希を引っ張って洞窟から出ろ!」

「え!? え!?」

「急げ! あいつが俺の方に気を取られてる隙にな!」


あも化け物の狙いは今は俺だ、安希はさっきの衝撃でろくに動けない。

吹き飛ばされただけの俺とは違って体当たりされてるからな。


「がぁ!」

「くぅ!」


化け物は俺の方に突撃してくる、そして、その間に佐奈は安希の方に行った。


「あ、安希さん!」


そして、安希を掴み、何とか必死に引っ張って洞窟の外の方に進んでいった。

さて、これで安希は大丈夫だ、問題は俺の方だな・・・


「がぁ!」


化け物は胴体の口を開き、飛びかかってきた、こう言う奴って大体口の中に弱点があるんだよな。


「この!」


俺はナイフを化け物の口の中に投げ込んだ、投げない負という奴だ。

この中に手を突っ込んで食われたくは無い、そして、体を回転させ、その場から避けた。


「がらぁ!!」

「痛ぇ、くぅ、少し段があったのか」


そして、落ちた場所に、佐奈が取った鉄鉱石が落ちていた。

俺はこれを拾い、ナイフを食ってのたうち回っている化け物から逃げだした。


「彰さん! 大丈夫ですか!?」

「あぁ、何とかな、ナイフは失ったが」

「うぅ、よかったです」


安希はまだ気を失っているのか、でも、よかった、こいつが無事で。

あ、やべ、安心したら体が痛くなってきた。


「・・・くぅ」

「どうしたんですか!?」

「あぁ、安心したら体が・・・」


俺はその場で意識を失った、そして、次に目が覚めたときは家の中だった。

隣には安希が眠っている、そして、寝床のそばで佐奈が眠っている。

あぁ、そうか、あの後、こいつがここまで運んでくれたのか・・・ふぅ、守るはずが護られるとはな。


「・・・すまない、それとありがとう」


俺は寝床のそばで眠っている佐奈を軽く撫でて、飯の準備に取りかかった。

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