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月光(200文字小説)

作者: 高千穂 絵麻

 月の光が私を照らす。


 優しくて穏やかに。


 みずからは輝かない控えめな光でも、夜の中にいる私にとっては眩しく映る。


 凛として涼やかに。


 いつも近くにいるはずが、触れようにも私の手は臆病で、話そうにも私の声は響かない。


 太陽を追いかけるあなた。

 そのあなたの光が私を射抜く。

 だけどそれは誰にでも向けられる柔らかい笑顔。


 嬉しくて切なくて、時に残酷で。


 頬を伝う光の粒が、夜空の星となれるなら。

 そっと隣でまたたいていたい。

寝室で月の光を浴びて、いてもたってもいられず書きました。

好きな人が自分以外の人を好きであっても、好きであることを止められない、そんな気持ちが伝えられたら嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[一言] 月は、色々な顔を持つ、はるか昔から 宗教と言う言葉が出来る前から 時、場所、想像される 神に、何処かへの門、道、そして異なる世界 姿をかえる……光りで見えかたがちがくなる事が 色々、また想…
[一言] 他に好きな人がいる人への恋心はまさに難易度ルナティックですね。 いやほんとすみません何だか。 暗い夜空の月がこの暗黒の世界の出口に見えたりしますよね?しませんか……
[一言] 綺麗な情景と言葉にうっとりしました(°´ ˘ `°) 月のそばで、明るい星が寄り添うように輝いている時ってありますよね。それは本当に、純粋な恋心が流した涙みたいだなと思います。 独り占めする…
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