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短編集

「獲物発見!行くぞ!」「隙あり!」「わっ!何をする弟子?」「下剋上さ」

作者: ジョン
掲載日:2025/10/26

深い森の中で、二人の狩人はターゲットのモンスターを見つけた。


「獲物発見!行くぞ!」


狩人の一人が言った。


「隙あり!」


その背後のもう一人の狩人が言った。


「わ!何をする弟子?」


「下剋上さ」


弟子と呼ばれた狩人はナイフを構えながら言った。


「下剋上だと!? このタイミングで?」


「下剋上については咎めないんですね」


「まあ、お前がそうするのに思い当たるフシがありすぎるからな」


「冷静すぎでしょ。下剋上ですよ、やられますよ」


「いやそれは別にいいんだが」


「いいのか……」


「タイミングがよくないだろ。これから二人でモンスターを倒すってタイミングでさ」


「だからこそでしょ。モンスターに集中してるあんたをしとめる算段なんですから」


「なるほど。やるね」


「さっきから軽いなぁ。まあ、その算段は失敗になりましたが」


「うーん、もったいないね。もう一回どう?テイク2で」


「えぇ……。自ら再び身を危険に晒すんですか?」


「あれじゃない? 隙ありっ!って叫んだのがよくなかったんじゃない」


「的確なフィードバック。確かにそれはそうですね。テンション上がってつい、反省ですね」


「よし改善点が見つかったな。ではテイク2行くぞ」


「はい。とはいえ、もう自分が襲うのが分かっていたら不意打ちもクソもないのでは?」


「任せろよ。知らないていでやるから」


「もう寛大というか狂ってるなぁ。まあそこまでしてくれるなら、こちらも本気でやりますよ」


「オーケー。じゃ行くぞ!」


「はい!」


「獲物発見!行く……」


「どうしました?」


「モンスター、いなくなってるわ」


「……」


「……」


「……帰りますか」


「そだね」


その後、二人は酒場で朝まで飲み明かしたとさ。

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