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アイアンマンソウル  作者: バラクーダ高橋
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それ行け家来B

 殿の愛馬”ダスキン号”は死んだ。

墨を塗られ「牛みてえだ、わははは」といたずらされても怒ることは無く、むしろ「やめてよモ~!(牛なだけに)」と言いたげな雰囲気すら感じさせる名馬だった。

その名馬を溺愛していた殿の怒りは当然尋常を逸しており、事件直後から三日経った今でさえ近づき難い険しい顔色で、酒を水の様に飲んでいる次第。  ~家来Bの日記より一部抜粋~


「オォウ家来Bよ、どうすんのよ本気に」

愛馬を殺られた殿はトサカにきてイライライラしていた。

「落ち着いて下されよ。いい案がうかびました私」

「オォウオォウ家来Bよ、本気かよお前よ。だってお前はよ、家来Cよりは頭良いけど家来Dよりは頭悪くて家来Aと同じくらいじゃねえかよバカヤロウがよ」

少々みくびられた家来Bだが、それに動揺することなくジツに堂々とした態度でこう言い放った。

「喫煙は、あなたにとって心筋梗塞の危険性を高めます。んで、疫学的な推計によると、喫煙者は心筋梗塞により死亡する危険性が非喫煙者に比べて約1.7倍高くなりそうな感じ………っ…だ!ええと、詳細については、厚生ロードショーのホームページをご参照くだされよ!本気に!!」

拙いながらも、突然の家来Bからの忠告に唖然とする殿。

が、家来Bという人は急にこうなってしまう事は重々承知していた事だ。一瞬にして我に返った殿は

「お前何だいきなりゴラッ!!オオ!?切り刻むぞチョンマゲ野郎が!!馬鹿が!」と吼えたのだった。


こいつぁ…三途の川が見れそうだ!!!

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