設定集・登場人物紹介
仮想現実アナザーアース
VR技術の発展の末に生み出された仮想現実で、既にユーザー数10億人を突破している。
アナザーアース内では、現実と同じような感覚で生活する事が可能で、仮想現実でしか出来ないイベントも多い。
アナザーアースに拠点を移したアーティストも数多くいる。
製作者は凄腕のプログラマーやシステムエンジニアが結成した7人のチームとされているが、詳細は明かされていない。
ブラックエリア
アナザーアースにおけるアンダーグラウンドで、数多くの闇取引が行われている。
犯罪組織のテリトリーだけでなく、プログラマーにとっての実験用エリアもあり、運営は積極的に排除しようとはしていない。
アナザーアースに関する様々な秘密が眠っていると噂されていて、このエリアを来訪するユーザーも多い。
エリア007
九重鼎が住んでいるエリアで、他の土地と比べて緑地が多い。これと言った名所が無い閑静な土地だが、ジャパンという国の文化を思わせる遺跡が残されている。
エリア012
文化遺産に指定されている巨大な時計塔がランドマークのエリア。一橋朱音が両親と一緒に住んでいる土地で、犯罪率が低く安全な部類のエリアである。
エリア013
水瀬愛莉が住んでいるエリアで、治安が良いとは言い難い土地である。高温多湿のエリアで頻繁に雨が降り、住みにくいと不評である。
エリア003
桃香・グリフィンが住んでいるエリアで、花を象った巨大なソーラーパネルが目印になっている。22世紀の地球において最も栄えているエリアの一つであり、暮らしている人間も多い。
エリア015
西園寺巴が住んでいる、ロストテクノロジーに関する研究が盛んなエリア。古風な文化が根付いていて、旧世代の街並みがそのまま残っている場所も多い。古い時代の機器がそのまま残されている喫茶店も点在し、そこで食べれるカレーは隠れた名物になっている。
エリア047
ワウカが住んでいる、それなりに栄えているエリア。外縁部は観光客がほとんど来ない田舎で、限界集落も多い。
エリア028
核兵器製造が目的だった巨大な工場の跡地があるエリア。跡地の近辺にも住居があるが奥の方は放置されている。現在は近代化が進み高層ビルが立ち並ぶ、栄えているエリアになっている。
エリア010
小さな集落が40くらいあるだけのエリアで、高齢化が深刻である。特に見所も無いので、観光客として訪れる者も少ない。
エリア045
西暦2120年の地球では、数少ない保養地の一つである。リゾート地として人が賑わっている場所と、金持ちが暮らしている住宅が並ぶ場所に分かれている。軌道エレベーターの跡地も存在しているが、立ち入り禁止になっている。
登場人物
九重鼎
女性 25歳 身長161cm
アナザーアースで起きた事件についての依頼を受けて調査している探偵。
黒い髪でロングヘア。
ネット上で知り合った桃香という少女が相棒になった。
人付き合いは苦手で、桃香など他の人に振り回されがち。
しかし探偵としては優秀な部類で、アナザーアース内での戦闘能力は高い部類である。
桃香・グリフィン
自称女性 自称17歳 147cm
ある事件をきっかけにアナザーアースで鼎と知り合って以来、行動を共にしているピンク色の髪をツインテールにした猫耳の少女。
ブラックエリアの賭場のオーナーで、そこに巣食う犯罪組織に関する知識もあり間違いなく優秀なのだが掴み所が無く謎が多い。
女の子が好きらしく、女性に向ける視線が時々怪しい。
鼎からは男の娘ではないかと疑われていた。
水瀬愛莉
鼎の一番弟子を自称していて、桃香の事を不審に思っている16歳の少女。
黒髪を伸ばしている、身長156cm。
仮想現実の謎を解明する事が目的であり、真面目な性格。
身体能力も低くはないが、肝心の推理力は今ひとつ。
ハートとの戦いの後に誘拐されてしまったが、後に救出された。
一橋朱音
アナザーアース内で誘拐されて賭場に連れて来られた9歳の少女で、仮想現実から出たがっている。
薄いピンク色の髪を肩より上くらいまで伸ばしている、身長129cm。
動物が好きで、見た目通り幼い性格。
鼎や桃香と行動を共にする事になり、アナザーアースからの脱出に成功した。
西園寺巴
独自のやり方でアナザーアースの研究を進めている19歳の女性。
エリア013出身で、紆余曲折の末にエリア015に移住した。
栗色の髪を短くしている。身長141cm。
大人びた性格だが、小柄な体格をかなり気にしている。
ハッキング能力は高いが、アナザーアースでの直接戦闘は苦手。
現実世界ではプログラマーとして働いている。
ハート
エルフのような見た目のアバターを使用している少女で、13歳。
銀色の髪をボブカットに近い髪型にしている、143cm。
本名不詳で、アナザーアースの製作者の1人の娘らしい。
鼎達の事はアナザーアースの謎を探る危険な存在だと認識している。
間宮加奈
実験に利用する為に、ブラックエリアに連れて来られた11歳の少女。
栗色のボブカットの髪型、身長152cm。
実験の被験体として扱われていたので、精神的に不安定な状態にある。
彼女も個人情報が改竄されて帰れない状況になってしまったので、鼎達に保護される事になる。
その後、無事にログアウトした。
椎名ネネ
7人のプログラマーの一人である女性で、アバターデザインを担当していた。
頻繁に他のアバターを使用しているので年齢は不詳であるが、現実世界でも若々しい見た目である。
普段使っているアバターは濃いピンク色の髪、身長145cm（本来は可変式）。
ブラックエリアで実験をしながら、テロ組織との戦いの準備を進めている。
部下であるアツヤにも仮想現実で使える特殊能力を与えていて、本人の戦闘能力も高い。
井上敦也
椎名ネネの部下であり、彼女の為に様々な面でサポートする28歳の男性。
茶色の短髪、身長178cm。
ネネに心酔しており、彼女の事を最優先に行動する。
プログラムにエラーを発生させる異能で、敵アバターの動きを止めながら戦う。
神谷流
ネネが追っているサイバー犯罪者の少女で、ブラックエリアを拠点としている。
紺色のボブカット、年齢18歳、身長150cm。
この世界の在り方を根本から変えようとしている危険人物。
敦也と同じくプログラムにエラーを発生させる能力を駆使して戦う。
