なろう男性向けでハイファンタジーが強いのは、異世界ファンタジーはレベルを上げて物理で殴れば周囲からちやほやされるから
うむ、思い付きで書いているので読んでもタイトルの意味がよくわからんと思いますが、簡単にいえば基本的に動乱の時代ならば生まれの身分が低くても成り上がるのが簡単で、なおかつ歴史小説の大名のような制約や政治力や外交能力の必要性もハイファンタジーなら少ないというのが理由だと思います。
ファンタジーにおける勇者と魔王いう存在の便利なところは生まれが農民だろうと異世界から召喚された日本人だろうと、潜在的にでも魔王と戦える力があるという理由で勇者はめちゃくちゃ優遇されちやほやされるということですね。
ソシャゲで言えば基本能力が高かったり成長限界が高いURキャラ決定というわけです。
この場合はチートで最初から最強でも、伸びしろが高くていずれは最強になれるでも最終的には変わりません。
最近は勇者パーティからの追放が多くない? という意見もあるでしょうけど勇者というのは基本的にそれだけのステータスがあるからこそ、勇者にざまあすればそれより主人公の方が立場が上ということを端的に示せるわけですね。
まあ、現在でもなろうで連載が続いている”黒の魔王”みたいな、日本人が異世界に召喚されたはいいけども、主人公はしょっぱなから実験動物的な扱いだったり、力があってもうまくいかなかったりで悲惨な状態になる作品も昔は結構あったようですが。
それはともかくなろうのファンタジーでは基本的には魔王のような人類にとってヤバイ存在がいたり、悪の帝国のような存在があり、追い詰められているため、それの打倒をできる能力を持っている勇者的な存在になれれば、生まれに関係なく王様から優遇されたりするということで、これがレベルを上げて物理で殴ればちやほやされるという意味合いですね。
まあ、ここ最近は勇者がいても世界がそんなに危機的に思えない作品も多い気がしますが。
現代で力が強くて仮に霊長類最強になったとしても異世界ファンタジーのような、社会的ステータスや財産を手に入れてちやほやはされることは考えづらいですし。
要はなろう的な異世界は腕力、もしくはそれに置き換わる魔法や職業、スキルの能力が強ければ、それに付随して社会的ステータスや財産もついてくるので、ちやほやされることができる世界だから、単純に受け入れられるということだと思います。
そして異世界ファンタジーだと能力値としてのステータスや職業、スキルなどを周りに理解してもらいやすいというのも強みですね。
ステータスオープンしたりすればどのくらいに強い能力なのか一発でわかったりするわけですし、それがわからない場合でも、強力なモンスターなどを倒すという結果をだすことも簡単なわけですし。
そうでない場合は生まれがそもそも貴族なので領地を持っていたりする場合も多いです。
歴史ジャンルにおいても三国志や戦国時代などが人気なのはそういった動乱の時代であることにより身分が比較的低くても成り上がれる要素があるからなのではないかなと思います。