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史実編 27話

犬山を出立した池田勝入・元助父子と森長可は足取り良く岩崎城を超えたところで休息を取っていた。


「父上、岩崎城を放って置いてよろしいのですか?」


「うむ。下手に相手をして足止めされたくはないのでな」


若い池田元助はどうも気になるようだが齢49の勝入からすればあのような小勢は相手をするだけ無駄だとわかっていた。


「しかし放っておくのもなぁ。ここは叩いといた方が良いのでは?」


「勝蔵、300の軍勢に何が出来ようか。さっさと進軍しなければまた筑前にイチャモンを付けられるわ」


と、初めは岩崎城を無視する方向で固まっていた池田勢だったが……。


「申し上げます!我が軍の後方部隊、岩崎城の守備兵に攻撃されております!」


勝入の次男の照政が陣に駆け込んできた。


「放っとけ。相手をするな」


「それがこのような文がそこら中に……」


照政から差し出された書状を勝入は面倒そうに取り目を通す。

そして読み終わった瞬間、勝入も先日の秀吉のように体がプルプルと震え始めた。


「池田勝入は秀吉の武威を恐れて彼奴に従う猿の付き人だと!ふざけるな!ワシは織田信長の乳兄弟にして織田家宿老であるぞ!」


「舐められたものだな。これはあの少勢共を成敗するしかないでしょう」


「ああ、ワシを侮辱したこと。後悔させてやるわ……!」


即座に池田・森勢が岩崎城に攻めかかった。

城を守るのは丹羽氏次の弟の丹羽氏重。

まだ16歳の若武者である。


「羽柴の連中に我らが強さを知らしめるのじゃ!全員あの世へ道連れじゃ!」


氏重初め、城内の300人は全員自分たちが囮であることを分かっていた。

しかし忠義に厚い徳川家臣達に死への恐怖は無い。

死兵となって池田勢に襲いかかった。


「怯むな!敵は小勢ぞ!捻り潰せ!」


対する池田勢の先鋒の伊木忠次が槍を振るう。

更に池田勢の反対側からは森長可が自ら先陣を切って突撃。


織田信長の元で数多の戦を駆け巡ってきた池田・森勢に岩崎城の守兵が叶うはずもなく瞬く間に壊滅。

丹羽氏重初め全員が討ち取られた。


が……それとほぼ同じ頃、三好信吉の陣の背後に迫る一隊があった。


「全軍、かかれい!三河を攻め取ろうとした事を後悔させてやれ!」


徳川勢の奇襲部隊4500が信吉の部隊に攻めかかった。


「な、奇襲だと!?こちらには8000の兵がおるのだ!怯むな!」


と、秀次家老の木下勘解由が指揮を振るうが瞬く間に討ち取られ、その他信吉の一族が多く討ち取られた。


「くっ……ここで犬死するくらいなら堀秀政に匿ってもらうか……」


そう言って信吉家老の田中吉政すら逃げ出す始末である。


「ど、どうすれば良いのだ!長谷川殿!」


「落ち着かれよ!某が退路を切り開く故に貴殿はそのうちに逃げられよ!」


信吉自身も馬を失うほどの混乱っぷりであったが長谷川秀一の奮戦により何とか信吉は戦場を離脱したのだった。


そして、それを受けてついに徳川家康も動き出す。

オマケ

この時点での羽柴家中の序列

羽柴秀吉

羽柴秀長 堀秀政

三好信吉

浅野長吉 蜂須賀正勝 黒田官兵衛

杉原家次 宮部継潤

前野長康 小出秀政

仙石秀久 加藤光泰 木村重茲

尾藤知宣 神子田正治 戸田勝隆

田中吉政

中村一氏 一柳直末 堀尾吉晴 山内一豊

増田長盛 小西行長

石田三成 大谷吉継

七本槍


ここら辺くらいしか出てこないと思います。

また変動あれば……

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