初戦闘とこれから
二話目からいきなりグロいですが許してください。
気付くと俺は薄暗いジャングルのような場所いた。
確かここはミズガルズの中で最も危険な場所って言ってたな。
というかその前に、
「ステータス。」
≪剛力 武≫
種族:人族
性別:男
年齢:17
レベル:1
MP:0
気力:1000000000000
筋力:200
防御力:30
敏捷:180
運:5
成長タイプ:規格外、異常
才能タイプ:異常なまでの戦いの才能
≪スキル≫
鑑定眼・見切りLv.8・格闘術Lv.9
称号:創造神を殴った男、戦いの天才
おい、なんだこの脳筋ステータス。俺、魔法の適正ゼロなのかよ。
てか、いくつか意味わかんねぇのがあるな。順番に見ていこうか。
《気力》
その者の精神力を表したもの。また、スキル《気功術》で身体能力を強化するのに必要なエネルギー。
《成長タイプ》
その者の可能性を表したもの。あまりに規格外なため、測定不能。
《鑑定眼》
創造神の眼が変化したもの。鑑定系の最上位スキル。あらゆるものの情報を読み取る。
《見切り》
戦闘時に相手の攻撃を見切る。動体視力が上がる。レベルが上がるにつれて、見切る精度が上がる。
《格闘術》
スキル《体術》の上位スキル。レベルが上がるにつれて、近接戦闘能力が上がる。筋力と敏捷に補正大。
《戦いの天才》
戦闘において天賦の才を示したものに贈られる称号。戦闘に関するスキルの獲得率、レベルの上昇率に極大補正。
《創造神を殴った男》
神を殴った勇気ある者に贈られる称号。神格生物へのダメージに微補正。
なるほど、相変わらず成長タイプは意味わかんねぇけど大体は理解できた。
鑑定眼はホルスからもらったやつだろう。見切りと格闘術は…まあ、日々喧嘩に明け暮れていたからだろうな。
称号については、まあ、チートが一つあるな。うん。これがホルスの言っていた才能とやらだな。
そうやって俺が一人でうんうん唸っていると、背後からガサガサっという音が聞こえた。慌てて音のしたほうへ振り向くと、そこには見たこともない生物がいた。
子供並みの矮躯、濁った黄色い瞳に尖った鷲鼻、醜悪な表情を浮かべる全身緑のモンスター…そう、ゴブリンだ!
ゴブリンと言えば、雑魚の代名詞。サクッと倒して、俺のレベル上げの糧になってもらおう。そう思った俺は、《鑑定眼》を発動した。
『ゴブリン Lv784』
強えな、おい!圧倒的に格上じゃねえか。レベル差783てなんだよ!聞いたことねぇよ!
そこまで考えた俺は、今更目の前までゴブリンが迫っていることに気付いた。
「ごはぁっ!!!」
腹に激しい衝撃を感じた。肺の空気が一気に吐き出され、思わず膝をついた。胃の中身がせりあがってくるのを感じ、耐え切れずに嘔吐した。どうやら腹を殴られたようだ。
上を向くと、ゴブリンが嗜虐心に満ちた目で、ギィギィ喚きながらこちらを見ていた。
それを見て、俺の頭の中の何かが切れた。
「上等だコラァ!!!お前みてえな舐めたやつなんぞ、素手で叩きのめしてやるわぁ!」
俺はそう叫ぶと、ゴブリンに飛び掛かった。
まず、手始めに鼻を殴りつける。喧嘩で一番行動不能になりやすいのが鼻だからな。今あいつの視界は真っ白になっていることだろう。おそらくかなりのステータス差あることだろうから、大したダメージはあるまい。ならば効率的にダメージを与えることのできる、弱点がいいだろう。
そう考えた俺は、頭を振ってふらついているゴブリンの両の眼球に全力で指を突き刺した。
「ギィイイイイイイイイイ!!」
あまりの痛みに、ゴブリンは喚きながら腕を振り回した。
それを常時発動させていた《見切り》を使いかわしながら、木の枝を拾い眼球に突きこんだ。ゴブリンは半狂乱になり、さらに腕を振り回すが、そんなものは当たらない。より深く枝を押し込みながら、ゴブリンの脳を深く抉った。
そしてそのまま枝を押し込みながらいると、やがてゴブリンは痙攣し、崩れ落ちた。
そしてまた頭の中にアナウンスが流れた。
『ゴブリン Lv784の討伐を確認しました。
レベルが上がりました。
スキル《見切り》のレベルが上がりました。
スキル《格闘術》のレベルが上がりました。
スキル《格闘術》がスキル《格闘王》へと変化しました。』
なるほど、これはかなりの戦果じゃないか?さて、どれだけレベルが上がったのか見てみようじゃないか。
≪剛力 武≫
種族:人族
性別:男
年齢:17
レベル:258
MP:0
気力:1000000200000
筋力:3600
防御力:1300
敏捷:3400
運:5
成長タイプ:規格外、異常
才能タイプ:異常なまでの戦いの才能
≪スキル≫
鑑定眼・見切りLv.9・格闘王
称号:創造神を殴った男、戦いの天才
《格闘王》
体術系スキルの最上位スキル。近接戦闘能力が大幅に上昇する。
筋力と敏捷に極大補正。
かなり強くなったな。この調子でやっていれば女神なんぞ簡単に倒せるようになりそうだ。
ここはかなり効率のいい狩場になりそうだ。さぁ奥へ進んで、とっととレベルを上げねぇとな。これからが楽しみだ。
そこのあなた!
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