01唯一無二、人と違うことを理解する
初めましてだいふく丸と申します。初の作品なので色々と至らないところがあるとおもいます。それでも1歩1歩進んでいければと思います。
この世界にはLvというものが存在する。人はステータスを持ち、Lvで上下関係が制定される。
そう、この国はLv至上主義 Lvがすべてを決めるらしい... らしいというのは親らしき人が勝手に話してたので自分でも理解していない。
なぜなら、自分はLvなんてある世界にいなかったからだ。気がついたら5歳になっていたため、困惑してる最中だ。
自分の名前はアマギ シュン、現代日本出身平凡な家庭で過ごし農家として生活するありふれた感じだったはず。
でも、唐突に人生が終わったらしい 31歳で突然意識がなくなって今、鏡を見て子供時代の自分と全く同じっぽい事に困惑していたら
親と思われる人たち どう見ても前世(一緒に生活していた)の両親の顔と全く変わりがない。
「おかしい、Lv1のままだ。lv5になってるはずなのに... 選定の儀式に出たのにステータス上Lv1でスキルなし属性なしだぞ。どういう事だ」
親父と思われる人が喋りだした。母親と思われる人は「まだ子供なんだからそういう事もあるんじゃない。」と言い合ってる。
「すてーたす?」
つぶやいてみたところ、目の前に四角い画面が現れた。
名前:アマギ シュン 年齢:5歳(31)
種族:人間Lv5
職業:農民Lv1
サブ職業:なし サブ職業:なし サブ職業:なし
属性:無
習得魔術:なし
状態:正常
スキル:鑑定lv3 収納Lv1 無属性補正Lv1 言語理解(日本語)Lv5
職業スキル:農業知識Lv1 促進Lv1
オリジナルスキル:経験lv1
称号:唯一無二
加護:なし
どうなってるんだこれ... まるで、ゲームの世界と一緒だ。スキルの説明はあるのかな?
「っと...」
鑑定:あらゆる物や者を調べることができる。Lvが上がるほど詳細な情報を鑑定することができる。ランク:一般級
(鑑定が発動したのかな 次は...)
収納:空間を自分の物にしその空間に物を出し入れできる。Lvが上がるほど容量が上がる。ランク: 希少級
無属性補正:無属性に限り大幅な補正がかかる。無属性魔術に限り魔術名と内容がわかれば即習得できる。ランク:固有
魔法を使えることが出来る よかったぁてっきり無だから属性がなしかと思った。
言語理解(日本語):日本語を理解し書くことができる。ランク:一般
日本語って事はこの世界は日本かぁ でもLvなんて知らないぞ
職業:農民って...前世がだからなのか
農業知識:基本の農業に関する知識を持つ。Lvが上がるほど知識が広がる。 ランク:一般級
促進:植物の生長を促進させる。Lvが上がるほど成長が早くなる。ランク:最高級
経験:種族、職業、スキルのLv上昇率、取得率が上がる。Lvが上がるほど効果は上昇 ランク:唯一無二
まだ体感してないけど破格のスキルだよなぁ
じゃあランクを鑑定してみると一般、最高、希少、固有、伝説、創世、唯一無二の順番になっている。
「称号はっと」
唯一無二:この称号を持つ人は他人とは決して違う存在、特異点になる。他者にステータスを見せると、この称号を持つ物と同じステータスとなるが、他者に見せるにはLv至上主義者以外の人とお互いの同意が必須条件。
仲が良い奴だけにしよう。
えーっと目の前の男の人を凝視してみると
名前:アマギ エイジ Lv58
年齢:30歳
種族:ヒューマン
職業:騎士
属性:火 土
スキル:中級鑑定 斧使い 鉄壁
見事に親父じゃねえか! てかステータス全然違うじゃん スキル等にLvないじゃん
「何ブツブツ言ってる!Lv1なんて恥もいいところだ!スキルは生まれつきなのに全くないし属性もない。我が天城家の恥だ。お前の妹でさえLv4だぞ これから先、学園に通っていくのに世間の皆様に申し訳ない!...この無能がっ!!」
突然親父が怒り出した。癇癪持ちだったし、世間体気にするところマジで知ってる親父と一緒だけど 急には吃驚する。まぁこの分だと俺に関わらなくなるかもしれない。正直そこが心配だ まだこの世界の知識がないため 追い出されるかが心配だ。
「そんなにきつく言わなくてもいいじゃない。まだ可能性あるかもしれないじゃない。いや違う...」
名前:アマギミソラ Lv36
年齢:28歳
種族:ハーフエルフ
職業:医者
属性:水 風
スキル:中級鑑定 診断 医療
母親はかばってくれたみたいだ。内心ほっとしてる けど何かおかしい、そっと視線を変えた 母親の近くにいるのは...
名前:アマギマイ Lv4
年齢:4歳
種族:ハーフエルフ
職業:魔法使い
属性:火 水 風 土
スキル:中級鑑定 魔力操作 魔力回復速度上昇
すごい蔑んだ目を向けている。俺何もしていないのに...多分
このままじゃやばいので
「種族にLv5っていうのあるけど!」
発言しちゃったけど...
「はぁ?そういう嘘つくんじゃねぇ!Lvっていうのは個人につくんだよ!ふざけてんならとっとと出てけ!」
めちゃくちゃ怒られた。迂闊な発言は控えようっと思った矢先
「こういうこと言ってるなら学園の寮に今から入れればいいんじゃない。」
うわぁー、母親も親父に同意しはじめた。
「そのほうがいいんじゃない いや、そうするべきだよ。」
妹が喜んで提案してる。
「なら今から送ってくるわ。あぁーせいせいするわ!卒業してもここには帰ってくるなよ!」
父親、母親、妹がぼろくそに貶し始めた。こんなに言われてるけど涙は出てこなかった。なぜなら違和感が強かったから 〈Lv至上主義〉この言葉に操られてるように見えたから
学園に到着するまで時間はかからなかった。今からたった一人だ、絶対に強くなってく事しか俺の安全はない そう、決意した。