6話「住人」
とりあえずこの迷路壁を破壊しようとすると
何者かに肩に手を置かれる、そして振り返ると
女性が立っていた、しかしメイド服の緑の紙のショートの女性が立っていた
女性の背中には羽が生えている、妖精族、これはメイド姿という事はシルキー種か
また珍しい物が住み着いてるもんだな
ヴァイスがこの妖精を見ていつもと変わりないな声で話しかける
「貴女、どうした」
「えっと、その此処は私の…スミカ…なので、一部だけでいいので迷路を…残してくれ…ますか?」
女性は恥ずかしそうに聞いてきた
てかなんでこんな恥ずかしそうなんだ
「うむ、成る程、どうするのだ?」
「まぁ、危害はなさそうだし、一部だけなら」
そう、私が言うと目の前の女性は、ぱあっと顔明るくし頭を下げてきた
「ありがとうございます…!お礼と言ってはなんですが…私が家事とかしても、よろしいでしょうか……」
「おぉ、それは有り難いな、我の名前はヴァイスという、お前の名前は?」
勝手に話進めるなし
「えっと…エセルと申します」
「そうか、エセルかよろしく頼むぞ、我は一旦外に出てくる」
そう言うとヴァイスは私とエセルを置いて外に出てったし
改築するの手伝えよ…
とりあえず気まずいし話しを降ろうとすると
エセルが顔を近づけてくる
「え…と、なんだ?」
「えっと、貴方のお兄さん?あの白髪の人、凄い龍気が出てたから、貴方も龍種なの?」
は?なんだこのシルキー、急に口調変わったぞ
ヴァイスがお兄さん?しかも今の話から察するに全然龍気抑えられてないのかよ
まぁ話題が見つかったわけだし、いいか
「ん?違う、私は…」
この場合どうするべきなのだろうか、魔族?人間?
これから一緒に暮らす?わけだしばらしてもいいか
「……魔族だ」
「魔族?凄い可愛らしいから人間の子かと思ってたのに外れちゃったかしら?」
「お、おう」
しかしやっぱり此奴の喋り方おかしくなってないか?
その時ヴァイスが帰ってきた
こいつ、龍気だだ漏れってことを知らせなきゃな
「おい、ヴァ------------」
スッ
ヴァイスが帰ってきたのと同時に
エセルが頭をさげる
「お帰りなさいませ」
この事にヴァイスも驚いた様だ
「え、…あぁ、戻った」
納得したぞ、セルカはヴァイスの方が強そうで、あんなおずおずしてたのか
それで、私と話して緊張がほぐれたか
まさか、私のことを下に見ていたとは
この事を伝えると面倒な事になりそうだから黙っておこう
別に隠してるわけでもないので、気づかれたら仕方ない
そうだ、私も用事があるんだった
「なぁ、ヴァイス、私はこの世界をあまり知らないのだ」
「ほう、それで…何がしたいのだ?主人」
「今からカスタルデイィアの学校に入りたいと思うのだ」
「魔族が人間の学校に入れるんですか!?」
うお、びっくりした
エセル……恐ろしい子
無視でいいだろう
ヴァイスに目で合図を送る
「ん…改築はどうするのだ」
「ヴァイスに任せるよ」
「うむ、任された、城という希望は守るが、魔王城みたいになるかもしれんぞ?」
「構わない、魔王城……ね」
私があの時余裕と思って魔剣を確認していなかったから
勇者に負けたのだ、配下の者たちも我を守るために殺された
この世界では、もう敵に油断はしない
争う奴らは殺す…まぁ、今のところは大丈夫だし
この世界、学んでくるか
「では、私は行ってくる、後の事は任せたぞ」
私は上の湖を突き抜け地上に出る
ここから、カスタルディアまで、距離があるな
他の国ってあるのか?ここら辺にあるかざっと見てみるか
……多くの人の反応るな…
恐らく、王都ではないな帝都か…
ここから…そんなに遠くはないな
そうして帝都に向けてエスカは歩き始める
この話で、改造しようと思ったのに
パッと思いついた方向へ進んでしまった…
まぁ、ヴァイスさん達が頑張ってくれるでしょうw
次回もよろしくお願いします