5話「心変わり」
とりあえず、魔王城に向かって湖の下に迷宮があったので、パパッと攻略することにした。
しかし、湖の神殿って凄いな、水の中に古代人工物があって真上に広大な水が浮いてる、神秘的で好きやなぁ
このちょくちょく、水から出てくるスライムが居なければ凄いこの空間好き
超好き。
魔王が神秘的なの好きで悪かったな
それにしても 魔王城に行くのめんどいなぁ
此処で暮らしたいなぁ、自分でも思うの…私…性格変わったなぁ、口調変えないとか言ってて
たまに変わっちゃうし…そういえば魔王城って此処からどのくらいの距離があるんだ?
「なぁ、ヴァイス、此処から魔王城まで、どれくらいの距離がある」
「そうだな、このペースで行ったら半年ぐらい掛かるぞ」
え!?そんなにかかるの!?
先言えよ…
となると流石に魔王城に行く気も削がれるなぁ
此処の居心地が良すぎる
水で適度に冷えてて、神殿に入ると逆に暖かくて
「なぁ、ヴァイス、魔王って向こうから攻めてこないのか?」
「ん…攻めてくる可能性は高いと思うぞ、昔我が魔王城に住んでた時に、丁度今ぐらいに攻めるっていってたのだがな」
「え!?ヴァイス魔王城で住んでたの?反乱でも起こして封印でもされたか(笑)」
そんなわけないかぁ〜
「おぉ、良くわかったな主人よ」
「え…マジ?」
「本当だ、だから封印の魔力を主人の魔力が壊してくれて助かったぞ」
「お、おう」
ま、まぁ魔王城に住んでたなら
情報が貰えて有り難いな
そこは一旦置いて、話に戻ろう
攻めに来るんだよな?
ならこっちから行く必要なくね?
この迷宮を好きに改造したいし、迷宮なだけあって迷路みたいになってるし
「なぁ、ヴァイス、魔王が攻めてくるなら此処で暮らしたいのだがどうだろうか」
「ほお、此処で迎え撃つというのか」
「まぁ、うん、それでいいや」
「成る程、いいんじゃないか?それにしても主人は魔力を封じてても魔力が抑えきれてないのだが、人間が来た時にどうするのだ?」
「んーそうだな、人間にも魔王討伐として友好関係持ちたいからな
でも、そこんとこ大丈夫だ」
「ん、何が大丈夫なのだ?」
テレレッテレー
貰い物の指輪〜、これをはめるとあら不思議、あっという間に美少女にしかも魔力が出ないと便利物!
お値段なんと!なんとですねぇ!一万九千八百ゴルド!
……1人で何してんだろう
まぁ、この指輪さえあれば大丈夫だろ
「この指輪があれば大丈夫だ」
「その指輪に何があるというのだ」
そんな事を言われたし、実用するのが一番
って事ではめよう
はめた瞬間霧が発生して美少女になる
「こういう事だ」
「お、おぉ!流石主人これなら大丈夫だな、我は人間に化ける事が出来るゆえ、これで完璧だな」
「そうだな」
とりあえず、まずこの迷宮攻略しちゃうか
そんな感じで歩いていると如何にもボス部屋感が凄い扉があるんですけど
とりあえず、開けてみないと何があるかわからないしな
って事で扉を開けたのだが、何もない?
周りのくぼみにに超絶熱い熱湯があるだけでって…うお!?
私の下に魔法陣が出現したと思ったら、なんか下半身魚の上半身人間がの魔物が出てきたんですけど
人魚?するとなんか人魚が口を開く
キシャァァァァァァアアアアアア!!!
はいはい
ワロスワロス
「ヴァイス、此奴なんだ」
「ん、この魔物は【セイレーン】と思われるぞ、恐らく特異級だな…主人ならその人間状態でも倒せるぞ」
「おぉ、そうか」
「お前戦えるか?」
「この空間なら龍になったらこの神殿が崩れるから無理だな、この状態でも武器がない」
「そうか、なら私に任せておけ」
なんか、前、頭の中に響いたスキルが気になるし
ちょうどいい、使ってみるかぁ
「スキル、恐怖之天使」
使った瞬間目の前の時が止まる、そして頭に声が響く
《初の恐怖之天使の使用を確認。
告:これから戦闘に入ります
初使用時のみサポートが入ります、サポートを入れますか?yes/no》
へぇ、こんな事が出来るのか
もちろん、yesっと
《承:これよりサポートに入ります》
時が動き出す
目の前のセイレーンは私に向かって熱湯の柱をなげてくる
その熱湯の柱を軽く避けると迷宮の壁に余裕で穴が出来る
うおぉ、威力高いな、これは注意しなきゃな
とりあえず
何をすればいいんだろう
《告:この状態なら霧を発生させた方が有効、硬直状態の時に暴食之龍【強ハンマー】で打撃に移った方が有効》
お、おぉ便利だな
と、まぁそういう事なら!
「スキル、恐怖之天使!状態変化【霧】」
そう、自然に言葉が出てきた、これもサポートなのかだろう
お、セイレーンが硬直状態になったな
今だ!
「スキル、暴食之龍強ハンマー!」
この神殿の魔力を吸い
暴食之龍はハンマーに形を変える
変えたと認識した私は硬直状態のセイレーンに向かって走る、
セイレーンの前で止まると俺は攻撃をする、叩く 叩く 打つ 叩く 打つ、一通りの攻撃が終わったて
直ぐに後退すようと思ったのだが
セイレーンは地面に迷宮の床に埋まりかけていた
《告:敵対象の敗北を確認、サポートを終了します》
お、おぉ
倒してたか、てかあっという間だったな
本当に此奴ダンジョンボスなのか?いやそうだよな
此奴倒した瞬間、この部屋が光って光が収まった頃にはこの宝箱があっただけだしな
とりあえず、開けてみるか
カチャ
ん?大剣?大剣だな、大剣が出ててきたぞ
これヴァイスにもたせたら戦えるんじゃないか?
とりあえず渡そう
「ヴァイス〜、大剣が手に入ったんだか使うかー?」
「いいのか?いいのならありがたく使わせてもらうが」
「あぁ、構わん、私には暴食之龍があるからな」
「そうか、なら使わせてもらう」
「ダンジョンボスも倒した事だし、この迷宮を改造するか」
「改造か、いいな迷路だらけでだしな、どういう風に作るのだ?」
「とりあえず迷路の壁だけをぶち壊して、王宮みたいにする」