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出会いから現在までの軌跡(状況整理)
今回は本編というより、話の簡単まとめです。
アンナは、城下町の酒場で働く基本平凡な少女であった。
人と違うところは…超化粧映えするタイプだったというだけ。
酒場でたまたま、歌姫として歌うことになり…一人の青年に声を掛けられる。
『俺の……花嫁になってくれないか……?』
余りに美しい彼に、思わず頷いてしまったアンナ。
しかし…その相手はこの国の国王ジークフリートだったのだ。
隣国との〝平等条約〟のため、《悪女》に誑かされた愚王というレッテルを張るためにアンナは雇われたのだ。
後宮ではジークフリートの側近のグランドや近衛兵のエスト…前王妃のミレーヌなど、個性的な人が沢山いた。
恋をして、恋をされて……様々な想いを紡ぎ、偽装の夫婦だったアンナとジークフリートは本当の想いを告げ合って本当の夫婦となる。
そんな時…二人の前に立ち憚かる大切な幼馴染の裏切り。
それを乗り越えて…二人の絆はより強いものになる。
そして……隣国の女王スカーレットがとうとう、この国を訪れるのだったー……。
二人の未来に待つものとは……?
物語はまだ、続く………。




