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良心

作者: 安岡 憙弘

良心


うず高く積み重なっているたくさんの人間たち。アウシュビッツの最も衝撃的な映像だ。頼子はいつでも決まって戦争映像を見ると、嫌な気持ちがしてならなかった。なんだってこんな人を傷つけるものを繊細な年令の子供に見せなければならないのか。

「お母さん、戦争のテレビ、もう見るのやめてよ。私、こんなの何度も見せられるとそのことがいつでも想い出されて不幸になっちゃう。私戦争のことあまり知りたくない。だって戦争の映像ってすごく残酷だから。私、先生に戦争の映画みせられてずっとうんざりし続けてたんだ。私、もっと気が楽になるのがみたい。私先生の暗い話なんかききたくない。私先生の嫌味たらしい話はもう嫌。先生の人格まで疑いたくなる。

先生なのに子供の受け取り方がわからないなんておかしいよ。

先生は子供の感性を無視してる。先生は私に反戦意識を植えつけようとしてる。私は戦争に反対する気持ちはちゃんと自分で本とか調べて考えた。原爆記念館だってこわくて絶対二度と行きたくない。被爆した人の気持ちは本やテレビや映画や写真で知ってるもん。私は戦争の詩や文学は暗いからよみたくない。私は広島の街を歩いただけで戦争のおそろしさがわかる。


私は戦争の語り部の人の話はリアル過ぎて客観的に判断できなくなるからやめた方がいいと思う。自分のおばあちゃんの話だったら好きに聞いたらいいと思う。

私はアメリカのことはよくわからないけれど原爆はもう落とさないと思う。だって戦争はもう原子爆弾使ったら地球が破滅することをみんなよくわかってるから。私は戦争の漫画が中でも一番嫌い。だって一番残酷な部分ばかり書いて全体を書いてない。

私は戦争はもうあまり子孫に伝えない方がいいと思う。私はきっともうすぐ平和な世の中がくると思う。だって情報が偏って伝わる。私はきっともうすぐ平和な世の中がくると思う。だって戦争の現実を最近の子供は知らないから。ただ刹那的に生きてるだけだから。

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