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水着コン3



「お次の美女は~」


「うろな南小の果穂センセーでーす」

元気な挨拶に合わせて揺らめく豊かな胸、それを覆う赤いビキニ。

エスコートを受けず自分からうきうきと登場。

ステージ上でありながら背後に砂浜が見えそうな錯覚すらおこしそうだ。


ひらひら~っと明るく手を振る。

「カラスマントを従えてかっこいい美女ママの登場です」

紹介を途中で途切れさせられたノワールが言葉を続ける。

「はーい☆ よろしくー。みんな元気ーー」


「元気ー」

「せんせーいろっぽーい」

観客席から反応が返る。


「夏ですねー」

「夏っでーす」




「みんなー熱中症日射病に注意ですよー。適度に水分塩分をとりましょー。気分が悪くなったらすぐに救護室か周囲の大人に助けを求めることー」

「はーーい」

観客席からの返事に果穂先生はうんうんと頷く。


くるりと司会二人をの方へ体を向けてにっこり。



「はーい。みんなー」

いきなり二人が紹介される形になってきょとりとするカラスマントにノワール。

だが僅かにカラスマントの体が逃げるかのように引けている。

「正しい夏の過し方として悪い見本の二人でーす」


観客たちは改めて二人の格好を見て、納得の表情で頷く。


「いい子のみんなは真似しちゃダメよ~ぉ」


「はーーい」






果穂先生司会のっとり発動。

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