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URONA・あ・らかると  作者: とにあ
2014年一月
364/823

1/14 雪降る中

学校帰りに


 帰りルートをいつもと方向を変え、商店街に向かう。




 軽く地面の小石を蹴りながら歩く。

「たしか、火曜と金曜だったよな」

 ふわふわ降ってくる雪を軽く払いつつ、急ぐ。






 一昨日はノブ兄の見事な日和っぷりを見た。

 でも、あの状況はきついと思う。

 聞いたところによると宇美ねぇの方からは告り済み返事待ちだとのこと。

 でもココで『ただし』と言うコメントが入る。

 うろな北小の中島先生って言うのがノブ兄の幼馴染らしい。(北小なのであんまり知らないけど)

 別れた奥さんが亡くなって子供を引き取ることになったらしいけど、勤務中の子供の対応が問題で。

 ちょうど、ノブ兄が他の人と交替ぐらいの割合で面倒を見ることを引き受けたりで、そう言う答えを出せる状況じゃなかったらしい。

 必然的に宇美ねぇも関わるんだろうからさっさと説明しときゃいいのにとは思う。

 でも当事者ってそんなもんなのかなぁとも思うんだけどさ。


 あれ?

 今何か気になるポイントがあった。



 んー?



 あ。

 お互いに好きって告げた状況だからこれは付き合ってるになるの、かな?

 それともそこまでいってない、のかな?

 どうなんだろう?

 聞いてみればいいか。


 商店街から一本入った角の店。

 『天然石ショップ・無限回廊』


 どうしようかな。

 まだいるかな?

 帰っちゃってねーよなぁ?


 店の見えるところでちょっとうろうろ。

 連絡してきたわけじゃないし、あ。用事とかあるかもって言うか今日バイト入ってなかったらどうしよう?

 むぅっとちょっと考え込み始めた頃に、

「鎮君?」

 背後からの声。

 慌てて振り返る。

「空。バイト、終わった?」

 少し、驚いたように染まる頬。

「うん」

 照れたような微笑にちょっとほっとする。

「約束とかしてたわけじゃないからさ、無理にとは言わないけど、もし、用事がなかったらさ、一緒に帰らねぇ?」








「傘はどうしたの?」

「雨じゃねぇし、いいかと」

 ぱさりと肩や頭についた雪を払ってくれる。

「風邪ひいちゃうよ?」

 払いながら心配そうに言う空ねぇにほんわかする。

 軽く沈んでその無防備な頬に掠めるようにキス。

「大丈夫だって。帰ろうぜー。傘は俺が差せばいいよなー。あ、表でコロッケでも買い食う?」

 あったかいし。


青空空ちゃんお借りしております。

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