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12/25 親睦会 拉致

 夜のコンビニ。

「ふんふんふ~ん♪ こばんはー。あっしーちゃーん」

「せ、瀬尾さん」

「もうじきバイトおわるぅ~?」

 こくこく頷く葦原。

 きゃほーいとレジ前で回転して見せるじじい。

「じゃあ、待ってるねー。たけちー、追加ドリンク選ぶぞー」

 ドリンクコーナーに舞いながら行くじじい。

「悪いな葦原。止められなかった。諦めて一緒に晩飯を食いにきてくれ」

 微苦笑で頷く葦原。その視線は不安げに店内の奥、ドリンクコーナーに釘付けだ。

「ああ、行って来る。って、ナチュラルにかごにアルコール入れてんじゃねーよ! 千秋うるせーんだからな!」

「未成年は飲まなきゃいいじゃーん。ほらぁ、大人は飲んでもいいじゃーん。あ。ピーチミルクソーダだって。こっちのカフェクリームとかも気になるよねぇ。たけちーはイチゴみるくナタデココ?」

「んなイロモン飲むわけねぇだろ!」

「たけちー」

「ぁん?」

「お店で騒ぐだなんてお子様なんだからぁ」

 …………




 ……


 すっげーむかつく!


 その後、バイト上がりの葦原と自宅で引篭もってた泉と風峰(弟)を強制拉致って旧水族館そばの謎の建物。開業予定未定の病院施設へと車はむかった。


「るぅちゃんはうろなの子でほのちゃんはよそから来た子なんだよねぇ。せっちゃんもよそから来たとこだからぁ、なかよくしてねー」

 じじいがハンドルを自在に操りながら歌うように言う。

「……」

「……」

 沈黙が返る。

 泉は答えようとしてあわあわしてる感じ。

 風峰(弟)は最初から答える気0。

 間に挟まれている葦原が哀れだ。

「あっしーちゃんもよろしくねん」

「あ、はい」

「葦原」

 きょとんとした表情で俺に注意を向けてくる。

「あっしーって呼ばれるのイヤなら早く修正しないと修正不可になるぞ!」

「あははー。お返事くれたしあっしーちゃんはあっしーちゃんだよぅ」

 うぁああ。

 もう遅いのかよっ。

「あっしーちゃん、るぅちゃん、ほのちゃん、きょうはねー、お鍋だよー。親睦会だからねー♪」

「あと、クリスマスっぽいものも多少あるから」



 ◇



「あっしーちゃん、るぅちゃん、ほのちゃん拉致成功しましたーん」

 せっちゃんがきゃぴきゃぴと舞い踊る。

 微妙に困ってそうな葦原君。あわあわしてる泉先輩。(中学の時に見かけてた)そっぽを向いているほのちゃん。

「こんばんは」

 一声挨拶し、ある一角を示す。

 そこには黒い布で仕切られた一角。

「まずはあそこの闇鍋ゾーンにある鍋にその辺にある食材ひとつ放り込んできてね」

「とめろよ! だれか!!」

 健が五月蝿いコトを言う。

「やだなぁ。みんなで協力して作る料理ってことで。大丈夫。食べれないものは入ってないから」

 俺が健をなだめてる間にしかたなさげにヒロタカが「匂いはあんまり嗅がないようにな」と注意をしていた。



葦原君、お借りしております。

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