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8/12 自転車屋居住エリアにて

「菊花ちゃん」

 加藤紬。同じ商店街で呉服屋さんの一人娘。

 キリっときびしめのお母様と娘愛以外はどこかはんなりしたお父様の愛情を一身に受けた一見、おっとり控えめ大和撫子系女子だ。

「どったの? つむちー」

「鎮君って年下と年上、どっちがタイプなのかしら?」

「つ、つむちー?」

 いきなりナニ言い出してんの?

「10日の日にね、一緒にモールに行ったの」

 そういえば鎮に会いに行くって言ってたな。

「ロリガラスとかロリマントとかって変質者みたいに呼ばれてるでしょう?」

 うんうんと頷いておく。

 そうか、つむちーにとってはロリ=変質者か。間違いではないか。


「でも、大人の女の人と路上キスとかも平気っぽいのよね」

 飲んでいたライチティーでむせる。

「やだ。汚い。大丈夫? 布巾とティッシュはどこ?」

 汚くて悪かったわね。

 あー。喉いったいわー。

 てゆーかあいつナニやってんの?

 ふわりと唇を掠める感触。

「つむちー?」

「ライチティーと菊花ちゃんの汗の味だね」

 にこっと笑うつむちー。

 正座を少し崩してこっちに身を乗り出した体勢。

 キャミワンピにみつあみを解き、ピーチ味の潤いリップ。

 すっごくおいしそう。

 って違うし。



 いったい今、何があった?!



ちょっと百合仕様。

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