週始めの職員室うろな南小学校
職員室会話ー
つかガールズトーク?
「小林先生羨ましいなー。あの双子超可愛い」
「ふっふー日頃の行いねー」
「あー何携帯見ながらニヤニヤしてるんですかーやらしー」
目の前で繰り広げられている1年と2年の担任教師の児童可愛い自慢。1年と2年は人数が少なかったこともあり、1クラスしかない。3年生はかろうじて2クラス。
どうしても北小よりは規模が小さい。あちらは住宅地だからねぇ。
1年に超可愛い双子ちゃんが転入してきて可愛いモノ好きの小林先生がウハウハなのだ。
2年生担任の田村先生がむさくさ羨ましがっている。
自分のクラスにも可愛い子抱えているのに。
「勿論、お人形のような愛らしさはみあちゃんのあちゃんも負けてませんけどねー」
日生みあ日生のあ二人とも2年生だが双子ってわけではない。
みあちゃんはクウォーターで四分の一だけ日本人。お母さん似で濃い蜂蜜の癖っ毛と薄い青の瞳がマジ天使な天然トラブルメーカー田村先生は笑いながら、「私以外に誘拐されちゃいけないよー」と微妙な発言をしてる。
のあちゃんはみあちゃんより三ヶ月下で日本人の血は混じっていない。
どこの国かまでは聞けていないが、震災孤児を養女にしたとか。
日生さんちは深く突っ込んじゃいけない空気がある。
担任にならなくて良かった感は結構強い。なれても嬉しい気がするけどな。
みあちゃんものあちゃんもうろな町育ちでガンガン喋る。
接客業なうちに生活してるせいだろうか、知らない人がいると「日本語、わかりません」ってふりをすることもある。
「山崎先生だって可愛い自慢してるじゃないですかー」
ぇ?
したっけ?
「やっぱり鉄板よねーって男の子元気でいいわーって」
それ?
そのことなの?
ちょっとやんちゃで心配ではあるんだけどねー。
「最近は天狗仮面が保護者的に遊んでくれているらしいんだよね」
「あー。最初は心配でしたよねー。ちょっと慌てちゃいました。小林先生の落ち着きっぷりを見習いたかったですね」
小林先生お借りしています。
くるみちゃんみるくちゃん六年生コンビ天狗仮面とお借りしてます
小林先生が見てるのは小梅ちゃん




