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300文字で行こう

追いかけっこ

作者: asaghi

「ほ~ら、捕まえて御覧。」

「言ったな。待てえ!」


かくて。紀元前のアッピア街道に於いて、ルージュ家とブラン家の追いかけっこは始まったのである。

これが決着がさっさと着けば、両家の歴史は此処で終わった事であろう。

しかし。

ル「私は、ガリアで、布教を果たしましたぞ。」

ブ「甘い。私は北欧で、美髪王を口説き落としました。」


ル「産業革命で儲けたぞ!」

ブ「新大陸に行くから、金寄越せ!」


現在。

「良いか。」

顔見知りの研究員が、機外からブランの顔を覗き込んだ。

「タイム・チェイサーの機能を信じろ。」

「必ず、ルージュを現代に連れ戻すよ。」


“永遠に続く追いかけっこか。”

タイム・マシンの稼動開始する中で、ブランは独りごちた。


              


          * The End *

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