1、終わった世界と再生する世界
.....。
遠山康太とは俺の名前だ。
何処にでも居る様な高校生である。
折山高校の17歳で高校2年生となる。
黒の短髪。
それから四角い眼鏡を掛けている。
中肉中背の男だ。
俺には彼女の同級生が居る。
その同級生の名前は、須山萌。
同じく17歳であり柔和な感じの女子高生である。
美少女、と言っても過言では無いと思う。
清潔感があり.....本当に本を読むのが好きな女子高生だ。
そんな萌にだったが。
俺はとんでも無い事を言われた。
6月の梅雨もそこそこの学校の屋上で、であるが。
「別れてほしい」
呼び出されてそんな言葉を。
俺はまさかの展開に、何故?、と聞いたが。
萌は、御免なさい、と言いながら別れを理由を言わなかった。
その姿に俺は、そうか、と言いながらそのまま別れる。
そして後程判明したが。
この、別れてほしい、は。
浮気の事だった、という事が判明した。
俺と付き合っている最中に彼氏を作ったという。
まさかとは思うが。
何というかそれを知っていたのは.....萌の妹の星羅だった。
「お兄ちゃん。騙されています。.....お姉ちゃんは浮気していましたから」
そんな言葉を言われたのだ。
俺は当初は信じられなかったが。
証拠写真を何枚も見せられた。
そのうちの証拠写真で最も最悪だったのは.....4月。
外でセッ◯スをやっちまっている事だった。
「.....」
信じていたんだがな、と思いながら萌を思う。
そして唇を噛んでからスマホを直す星羅を見る。
聖羅は、そこでお兄ちゃん。ご提案があるんですが、と切り出してくる。
俺は?を浮かべて星羅を見る。
恐らくお姉ちゃんはこの先もゴミクズのままです、と切り出した。
「学校中にバラせば楽しいかも知れませんね。.....でもジワジワと復讐していきましょう。.....私も応援しますから」
「.....お前な。.....それは犯罪に当たるぞ。.....それに同じ様なゴミクズになるのは.....復讐は駄目だ」
「.....犯罪?.....いや。お兄ちゃん。良いんですか?このままで。付き合っている彼女を取られたんですよ?変な男に」
「.....!」
「.....私はこれを悪だとは思いませんねぇ。寧ろウィンウィンだと思います。私は気に入らないお姉ちゃんを処分出来ますし先輩は復讐が出来る。.....これはどう思います?私にとっては勝ちだと思いますが」
「.....駄目だ。やっぱりその相談には乗れない」
俺は星羅にそう言いながら走って帰宅する。
外で彼氏が居るのにセッ◯スだと?
付き合い始めたのは2月だから.....その前よりやっていたのか。
思いながら俺は絶望しながら頭を抱える。
そうしていると、お兄ちゃん。これを見ても何とも思わないんですか?、とファイルが送られてくる。
それは数多くの性的プレイの写真だった。
「.....」
その写真に怒りが湧き始める。
沸騰点に到達したお湯の様に沸々と、であるが。
思いながら俺は居るとインターフォンが鳴った。
それから義妹の寧々(ねね)が、お兄ちゃん。お客さん、と言ってくる。
俺はその言葉にゆっくり重たい足を上げてから。
そのまま玄関先に向かう。
「お兄ちゃん。どうですか?」
「いや何しに来たんだよお前さん」
「.....あれを見ても何とも思いませんか?お姉ちゃんのパソコンを開いたんですが。穢らわしいです」
「.....正直言って俺は疲れた、と言える。.....だけど復讐はやっぱりしない。.....でもな」
「はい。お兄ちゃん」
「.....正直.....一泡吹かせたいな。.....許せない。.....彼氏が居るにも関わらずこれは絶対にやってはならない。お付き合いしていたのに」
その意気ですねお兄ちゃん。
私は応援します。
そして復讐に繋げていければと思います。
正直私は.....お姉ちゃんがウザいって思っていました。
バグっている周りにもそのうちに浸透させて復讐しましょう、と柔和な笑みを.....柔和かどうか知らないが。
暗黒の笑みを浮かべた。
「.....お兄ちゃんがそもそもお気に入りなのにこれは酷いですよね。丁度良かったです。お兄ちゃんを巻き添えに出来て」
「お前も下衆だが俺も下衆だな。.....まあもう良いや。面倒だ」
何かもう全てに疲れてしまった。
こんな盗られ方をするとはな。
思いながら俺は星羅を見る。
星羅は笑顔で俺を見ていた.....。
.....。