プロローグ
☆注意☆
本作品は、過剰な暴力的表現や差別的内容及び人権侵害的表現が含まれる事があります。決してそれらの活動や行動を推進はしておらず、実在する団体及び人物に於いて全く関係のないフィクションです。
全てフィクションで、作者の妄想です。暴力ダメ、絶対。
「難しいことは、聞いてないよ。よく考えて、思い出してみて。昨夜、時計がてっぺん回る前のことなんだからさ」
「…だから、俺は、その昨日の夜は、誰にも、会っていない」
「誰とも会ってない?そんなこと言う?この口が?ん?」
「会ってない訳ではないが、そんな相手には会っていないんだ!本当なんだ、信じてk」
「うるせぇな、んな泣き言は聞いてねぇ」
「…あっ、ぁあ゛ぁああああああ!痛い痛いい゛た゛ぃ゛!」
「…そりゃそうだ、痛くしてるんだから、だから電気攻めっていうんだよ」
「こんな、こんなことしてただで済むなと思うなよ貴様。今に俺の部下がやって来て、貴様なんz」
「来るまでは、アタシが絶対なんだよバカ野郎。学べクソデブ」
そう言って、イコ・マクダネルは男性の耳たぶに繋がれた電極の電圧調整ノブを一気に回した。
男性の悲痛な声が、締め切った部屋に響くが、それを聞くのは彼女とその男性しか居ない。
「アタシは頭が弱いからね、小難しいこと言われても分からないんだ。昔から言うだろ?簡潔明瞭、要点と結果だけを伝えろってさ。教えてよ。一言、それで済む話なんだからさ?」
電極を戻して、男性に話しかける。優しく、話しかけた。
「アタシが見た、タリバン系組織所属、男の名前は誰だって話をしているんだ。難しいことは聞いてないよ?」
「それを知って、どうするんだ?!」
「デブ、お前がそれを知ってどうするの?」
イコはまた電極調整ノブを大きく回しては電流を流した。
◇ ◆ ◇
中央情報局の特殊作戦グループ(Special Operation Group)は、米国政府があからさまに関与したくない秘密活動を含む軍事作戦を専門に行なうことを任務としており、偵察、破壊工作、人員及び物資回収、救出、監視、追跡、誘拐、急襲や無人攻撃機のMQ-9 リーパー等を使用した追跡、監視、爆撃などの作戦を担当している。 SOGチームのメンバーとなるのはSOCOMなどといった米軍特殊部隊出身者だが、指揮統制官や連絡要員は正規のCIA局員である。
そして、イコ・マクダネルはSOG内に於いて特殊技能担当官(Specialized Skills Officers)として配属。
SSOはとは、主に特殊な軍事分野の技術又はメディア、通信、マーケティング、広告、問題提起、危機管理、技術開発の多岐にわたる経験を活用し、CIAの作戦や活動のサポートがメインである。多くの場合、航空、海事、心理作戦、民事、情報作戦が含まれ、米国の政策立案者の諜報活動のサポート、米国大統領の指示による秘密行動プログラムのサポート及び秘密行動インフラストラクチャの促進において独自の役割を果たす。
これは、そんなSSOな彼女とその仲間達の物語である。