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育児日記 我が家の女王様  作者: 茶山 紅
我が家の女王様と召使い二人
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女王様が生まれる前 その1


 女王様が生まれてからまだ一年と数か月。まだまだ母親としても新米でこれからのミーちゃんの人生においてはわずかな時間でしょう。

 それでも様々なことがありました。

 コロナ騒動の余波などもありそのわずかな月日は私の人生の中でもあっという間でありそして濃厚な思い出となっています。

 けれど女王様が生まれるまでにもいろいろなことがあったものです。

 今回はそのことについての物語でもあります。

 さて、これは私が妊娠中に聞いた本当に会った怖い話です。

 ある女性が結婚して妊娠をしました。

 そして無事に十月十日がたち子供が生まれました。まあ。子供が生まれるまでにもいろいろと多少はあったそうですがそれは重要ではありません。

 さてみなさん。妊娠すると女性はどうやっても体重が増えてしまいます。

 お腹の中に赤ちゃんが育っているのです。最終的に何グラムで生まれるかは個人差がありますが子供によっては三千グラムの赤ちゃんが生まれます。

 それだけではありません。

 男性の方はわかっていない方もいるかもしれませんが妊婦の腹には赤ん坊だけというわけではないのです。赤ちゃんを保護するための羊水。クッションとなる胎盤などがあり出産では血も大量に流れます。

 その結果、実際にはもっと体重が増えてしまいます。

 ついでに言わせてもらうならばお腹に赤ちゃんがいることから激しい運動もできない。そのために運動不足などがあり更に体重が増えたりします。

 なので体重が増えるのは当然ということです。

 その妊婦も体重が増えてしまいました。

 そして出産。大きめの元気な赤ちゃんを産みました。

 そして産後、ふと彼女は体重を量ってみると驚くことがありました。

 三千キログラム台の赤ちゃんを産んだのです。

 単純に考えれば三キロは体重が落ちているはずです。

 ところが……体重はお腹に子供にいたときと同じ重さだったのです。

 この話を私はミーちゃんを妊娠したときに聞きました。母の実話でした。

 ちなみに祖母もそうだったと言います。

 とても怖い話でした。

 なぜなら私もそうかもしれないというのですから……。

 私としても当然ながら肥満にはなりたくありません。妊娠前の私は細身とは言えませんが標準体型といえる体形でした。(女性の平均体重よりは重めでしたが平均身長よりは高めでした)そのために私は体重管理をしっかりと気を付けるようにしました。

 食べすぎは気を付けて甘味などもなるべく控える。食べ物も食べ過ぎないようにと一食分を意識して食べておりました。また揚げ物などもあまり食べないようにしていました。

 その結果、体重はなんとか推定体重増加の誤差の範囲になりました。また記憶にある母(わたしは三姉妹の長女でして妹を妊娠していた時の母のことをうっすらとですが覚えています)の時に比べるとお腹はあまり大きくなりませんでした。

 ちなみにこれは私の主観だけではなく会う親戚からもさほどお腹は大きくなっていないと評されておりました。

 余談ですが母のお腹はとても大きくなっており幼少の私は寝ている母(妊娠中は眠くなります)を滑り台にして遊んでいた記憶があります。

 妹よ。ごめん。

 結果として生む直前になっても私の腹は母程には膨らむことはありませんでした。

 とはいえ、立派に元気な娘(新生児としては標準範囲内であるが巨体の方である三千グラム台)の娘を生んだ私の腹は当然ながらへこみ、体重を後日に諮ってみると量ってみたところ体重は見事に減っていて安心したものでした。

 ただし私は大丈夫だからといって妹たちが大丈夫という保証はありませんのでやっぱり怖い話でしょう。わたしもこの話はまだ覚えておいて二人目などを授かった時にはやはり体重管理をしっかりとしようと思います。


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