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育児日記 我が家の女王様  作者: 茶山 紅
我が家の女王様と召使い二人
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巨大な女王様

 


 うちの女王様は一言で言うとでかい。

 体格が良いのです。

 成長が早いというか少なくとも体の方はしっかりと成長しております。

 十一か月になることにはすでにたっちとあんよをマスターした女王陛下は一歳四か月にはすでに走り回りテーブル(ローテブル)の上どころかカラーボックスや椅子などに上り階段も種類にはのりますが昇れます。

 身長や体格などは正直に言えば同世代の一歳を上回るものです。

 どっちかというと公園で会う三歳児に混ざってもおかしくないです。(さすがに三歳児に比べると小柄な方ですけれど……)

 身長は常に標準の範囲を上回るすれすれのところにあります。

 そして体重に至ってはすでにだいぶオーバーしております。

 心配してしまいますが保健の方曰く、思いっきり動き回っているので大丈夫だそうです。だが、その巨体故に母を悩まさせていることがあります。

 それは……おむつです。

 赤ん坊の子育てで否応なくかかるお金。そのかかるお金の最大のものは何かといえばなんといっても紙おむつでしょう。

 洋服などはおさがりやお古などもある。買い出しなどでうまくすれば安値で購入することはさほど難しくない(バーゲンや気力と体力と運がある人ならば手縫いが可能です。自力で造るのではなく祖父母の力を借りたりします)

 粉ミルクに関してはうちの女王様は完全、母乳派であったので(幸いにも大量に出ることがあり母乳の出に心配はありませんでした)大丈夫で一歳になり牛乳もごくごく飲める年齢となりました。

 幸いなことにアレルギーもなく食事に関しても大人と大して違わない味付けでも食べれるようになりました。

 まだ離乳食を始めたばかりのころは離乳食のキットなどを購入したりして大変でしたがある程度に大きくなれば親のあまりなどを与えたりして安上がりになります。

 そのために離乳食を始めたばかりのころの女王陛下がいたときの我が家の家計では常に食費が赤字という結末でした。これに粉ミルクなどがあったらと思うと今でもゾッとします。とはいえ、それでも削れない上にどんどんと値段が上がっていくものがあります。

 それが紙おむつです。

 新生児用の紙おむつから始まり、Sサイズ、Mサイズ、Lサイズとサイズアップしていくにつれて値段が上がる紙おむつ。

 値段が上がるにつれて入っている枚数は減っていく紙おむつ。

 理不尽というのはこういうものがあるのでしょう。

 紙パンツから布パンツへとシフトチェンジすれば助かるでしょう。とはいえ、それは現在の女王陛下では不可能。

 まだ「おしっこ」「うんち」の類の言葉も言わずに出たことを報告することも出来ない状況です。必死で出たねーと教えながらもサイズがアップしていくおむつ。

 ついに近いうちにXLとサイズアップすることが決まりました。

 すでに下手をしたら三歳児サイズ。

 三歳児になっていればトイレトレーニングもほぼ終わっている人が多いでしょう。(さすがに夜のおむつに関しては文句を言いません。召使いその1は小学校になるまで紙おむつが必須でしたしおねしょを経験したことは多いです)

 服のサイズも確実に一歳時向けの服ではないものとなっております。

 そんな女王様の巨体が原因で起きている問題はほかにもあったりします。

 その中の一つが何といっても公園で遊ばせるときに起きる問題です。

 我が家というか住んでいる賃貸アパートの近くには公園があります。

 かなり広い公園でしてうちのミーちゃん年代の子供だけではなく幼稚園児、さらに小学生や中学生、下手をすると高校生すらも遊べるような場所がある公園となっております。

 近くにコンビニやスーパーもあり文句は基本としてありません。(あるとしたらゴミが頻繁に捨てられており吸い殻が落ちているときがあり娘が拾って食べそうになるぐらいでしょうか……。ポイ捨ては止めましょう! 絶対!)

 とにかく巨大な女王様。

 公園で遊んでもおなじ身長背丈の子供を見かければちかづきますがたいていは年齢が短くて半年。下手をすると一年から二年ほど違います。

 半年程度ならばまだよいのですが一年、二年となると相手ができることはほとんどできない。相手を怒らせるか自分が泣くかのどちらかという女王様。

 とはいえ、さすがに身長の伸び方もゆっくりとなってきています。


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