賢い者と愚か者7
文章力が欲しい・・・。
総角先生と一緒に癒し系先生に怒られた後、直ぐに俺は職員室を出た。
酷い目にあった。
チクショウもう二度と来るものか、こんなところ。
いや、悪いのは俺なんだけどね。
「ひーちゃん、お疲れー」
おっと、俺より更に悪い奴がいた。
「何がお疲れだ、半分以上お前のせいだろ」
「そうだねー」
軽く流しやがった。
「それで、どこまでお前の計画通りだったんだ」
「えっとねー、すーちゃんに怒られたのと、ひーちゃんのスピーチが余りにも酷かったの以外全部かなー」
「俺が怒られたのは?」
「計画の内だよー」
「そうか」
「怒ってる?」
「これくらいで怒るような奴か、俺は?」
「いやー、どうだろう」
「・・・・・・」
「まあ、大丈夫だろうと思ってやったんだけどね」
「だろうな、それで、目的は?」
「わかんない?」
「人の気持ちやら考えやらは、分かると思う方が可笑しいだろ。
それを理解出来ていると思うのは傲慢だ。
もしできたとしても俺には出来ないだろうけどな」
まあ、こいつなら普通にできるのだろうが・・・。
「できるよ」
本当に心を読みやがった。
「そうだね、今度それ用の物でも作ってみようか」
「それ用の物?」
「人の感情を読み取ることができる物ってことになるかな」
「恐ろしいな、俺も手伝わないとダメ?」
「発表の時はよろしく」
「できないって発想はないんだな・・・」
「作るとしたらシーちゃんにも手伝ってもらおうかなって思っているから」
また、まだ紹介していない人物の名前を出しやがった。
もういいや。
「そっか、じゃあ、仕方ないか」
「うん、ああ、それで理由だったね。
それはね、生徒会の様子を伺いたかったからだよ」
「ん?それなら俺じゃなくてもお前がスピーチすればよかっただろ」
「いや、ああいうことが苦手っていう理由もあるんだけどね」
「だと思った、それで、生徒会はどうだった」
「えっとねー、ハプニングへの対処は早くて仕事もちゃんとできる感じだったけどたいしたことはないかなー。
あくまでも高校生の範囲って感じ」
「まあ、そうだよな」
漫画や小説みたいなラスボス生徒会長がいてもめんどくさいだけだからな。
「じゃあ、そろそろ帰ろっかー」
「そうだな」
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