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世界の価値  作者: 無名
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賢い者と愚か者4

コメディー多めですたぶん。

そんなこんなで9:15になった。

遅刻欠席なしで全員揃っている。

集合時間ちょうどに来た担任の教師がこの後の流れを説明をしている。

しかし、全く頭に入らない。

なぜなら、未だスピーチの内容を1文も考えていないからだ。

ちなみに、担任教師は癒し系先生だ。

菫と『お話』して、すすり泣いている萌葱をチラチラ見ながら説明をしている先生がとても可愛いです。

あっ、説明が終わった。

この後は9:45まで自由らしい。

長いようで短いな。

1時間半あった考える時間がいつの間にか半分になってしまった。

・・・・・・マジでどうしよう。

よし、ポジティブシンキングでいこう。

逆に考えるんだ!あと45分もあるじゃないか!

・・・無理があるな。

どこの校長でもカンペを見ながらスピーチをするんだぞ・・・。


「ねえ、スピーチもう考えた?」

出来るわけないだろと思い、声がした方向を向くと癒し系先生がいた。

なんかすごく可愛い。

やっぱりヒロインは癒し系先生だな。


「おーい、こっちを向いたまま微笑ましい顔をしないで」


「すいません、ぼーっとしてました」


「まあいいけど、で、スピーチはできたの?」


「出来るわけないじゃないですか」


「開き直るな」


「そう言われましても・・・」


「まあ、そう思っていい考え持ってきたんだけど?」


「はあ」


「気の抜けた返事をするな少年」


「先生、俺の事を少年と呼べるほど年上ではないでしょう?」


「いいじゃないそれくらい」


「主席スピーチの担当の先生みたいになりますよ」


「それは嫌ね・・・それよりいい考えの事なんだけど、聞きたい?」


「本当にいい考えなら」


「じゃあ、言うよ。・・・・・・白崎さんに聞いてみるのはどう?」

なんで少し溜めたんだろう。

それより、萌葱に聞く・・・か。

・・・・無理だな。

たぶんあいつは元からスピーチを全く考えていなかったと思う。

迷惑な奴だ。


「たぶん無駄だと思うから却下で」


「なんで?」


「説明するのが面倒なので質問も却下で」


「教師によくそんな態度がとれるね・・・」


「いえ、この先生なら大丈夫だと思ったからです」


「なめられてる⁉」


「あっ、菫に相談しよう(愚痴を聞いてもらおう)」


「えっ、ちょっと、僕を置いて深緋さんに相談しようとしないで」

おっと、人物紹介を忘れていた。

深緋とは菫の苗字だ。

深緋菫

機関にいた頃からの同級生。

ただそれだけ。

雑だな。

じゃあ、実は吸血鬼という紹介でもしてみようか。

やめておこう。

しかしやっぱり癒し系先生は可愛いな・・・。


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