コットンキャンディー
ここのところで、何度かコストコのぶどうの話がWebニュースに出ていました。
この連載でも、前に一度コストコぶどうについて触れていたことがありますが、今回単なるシードレスではなく、「コットンキャンディー」と一応ブランド付けがなされているぶどうに出会えたので買ってきてみました。やはりチリで採れたものです。
コットンキャンディーグレープ、子供が先に10粒ぐらい食べてしまったので正確な重さは判りませんが、1.3Kg以上、1.4Kgまでは行かない、という所だと思います。値段は、税込みで1800円弱。円安の影響か、21年3月に同じブランドのぶどうを買った人のブログだと1500円弱とされていました。
単価で言うと、税抜きでレッドグローブがキロ1000円、アリソンやティンプソンがキロ1300円なのと比べると、そう割高とはいえない感じです。けして割安ではありませんが。
買ったのは袋入り。こんな感じです。重さは袋に書いてありましたね。おおむね偽りないところ。
色は、赤くなりたいんだ、と薄く主張している感じ。純粋な緑のぶどうというよりは、少し色づきの気配を感じられます。
断面や大きさはこんなもの。
輸入ぶどうとしては、比較的大きめ。重量は8g弱というところでしょうか。種無し。
色々と語られてはいるぶどうですが、その特徴は甘さと「フレイバー」。香りだけではなく、味だけでもなく。噛んで砕くと、「あ、わたあめ」っていう感想が自然と出てきます。綿菓子の、あのザラメが昇華したようなにおいというか「フレーバー」。あれが感じられるのです。食べる前のにおいだけでもその傾向は感じられるのですが、噛みしめるとなお顕著。
もしかしたら、香料を使っているのではないかと思われるぐらい鮮明なフレイバーなのですが
https://en.wikipedia.org/wiki/Cotton_Candy_grapes
によると、もちろん人工香料は使わないで出た風味ということです。
そして、そのフレーバーに反しない、わたあめのような甘さがやってきます。このぶどうは酸味はほとんど感じません。がっつり甘いぶどうです。
皮は割合と薄め。残る感触が全くないわけではありませんが、問題なく咀嚼できます。
さて、では糖度がどうかいうと、これが20-21度と高いけれど、他の輸入ぶどうに比較して高いとは言えない。でも、間違いなくここまで食べた輸入ぶどうの中で一番甘いです。
これはやはり、他のぶどうの「酸味」の部分、原因物質は酒石酸ということになるんでしょうか、これが光学糖度に影響を与えていて、純粋な糖分は相当にこれを割り引かないといけないんじゃないか、と。
コストコには、コットンキャンディーの他に、キャンディーを名前に歌うぶどうがほかにもあるそうです。それらもキャンディー・フレイバーを持っているということなのですが、果たしてどんなぶどうなんでしょうね。コットンキャンディーは先のwikipediaによると品種名にも思えますが、はたしてされらの名前もコストコ独自のブランディングではなく、正式な名称なんでしょうか。
いずれにしろ、一度食べても後悔は無いだろう、と思うぶどうです。コストコのメルマガで入荷が通知されるというような話も読みましたが、出会えたらぜひ食べてみてほしいと思うぶどうでした。




