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ナガノパープル 別農園と、店売りと

 今でもなんやかやでぶどうは食べ続けているのですが。

 それでも、味の記憶などはどんどん薄れていってしまいます。やはり食べたすぐ後にまとめておかないとだめですね。

 というわけで、前にちょっと書いた別農園で採ってきたぶどうの話。まずナガノパープルから。


 ナガノパープル、そこでは一房だけ採ってきました。ナガノパープルもいろいろと生っていたのですが、今年は特に着色不良のものが多かったようです。食べていないので、糖度不足なのかどうかは判りませんが、そこでは採っていけないぶどうは房を覆う紙袋をめくって中を出していました。別の農園では下の部分を閉じていたりと、採ってはいけないぶどうの指示は農園ごとに異なるのですが。

 そのむき出しになったぶどう、ナガノパープルでありながら、緑の粒もよく目立ちました。というか、色まちまちの山ぶどうのように、粒ごとに色が異なりモザイク状になっていたりしました。


 とってきた房は、比較的着色は良いほう。重量も800g超ととても大きめ。ちなみに、粒の重さは取り混ぜて平均で20g超。断面写真はとりそびれてしまいましたが、かなり楕円体の粒でした。

 このぐらいの大きさになると、もう粒は密集してしまいます。横に大きくなる余裕が全くなくなるので、外側に大きくなっていくしかありません。結果、粒は長細く、かつ他の粒と競り合った側面は押されて圧がかかった形となってしまっていました。この、房が大きくなると詰まって長細くなるというのはシャインマスカットでも見られました。


 糖度的には、18-19度。ナガノパープルにしてはあまり高いとは言えませんが、甘みはしっかり感じられるものでした。ただ、やはり皮を食べると、皮の雑味が感じられる気がしました。多少強いようにも思いました。

 ナガノパープルはここいらでは収穫機関が比較的長いように思われ、8月に採れるものと9月に採れるものがありますが、なんとなく9月のものは皮に渋みが出て皮自体も強くなってくる気がします。

 9月は8月より値段が上がるということもあるので、やはりこのあたりのナガノパープルは8月のものだけにしておくのが良いのかなと思っています。



 後、おまけとして。店でパック売りの少量のナガノパープルを買ってみました。しかも処分価格で半額になっているもの(450円が225円ぐらいに。税別)。たぶん複数の房から適当に切って詰めたものであり、もしかしたら房全体を売るには不適切になってしまったものの部分を生かして売っていたりするのかもしれません。

 重量は全部で8粒で100g弱。一粒12g程度というところでしょうか。断面はこちら。

挿絵(By みてみん)

そして糖度なんですが、なんと驚き。23度から24度もありました。

 一つ記しておかないといけないことなんですが、ここまで出してきた糖度は、ほとんどが房の先端部分の粒を測ったものです。ぶどうの粒は根元が甘く、先端が甘みが薄いということですので、房全体の糖度は示した値より高いと思われます。

 この店売りぶどうは房の適当なところから取ってきたために、その分糖度が高めに出る可能性もなきにしはあらずです。


 ただ、食味としては甘いことは甘いんだけれども、という感じでした。後味としても甘みが残るのですが、やはり皮の雑味は少なからず感じられました。


 さて、店売りでもかなり甘いぶどうがあるということがわかるのですが、重量単価でみてみますと、もし小口売りが房売りと単価にさほど差がないとすると、Kg単価は税込みで5000円近くにもなってしまいます。これは決して安いぶどうではないです。

 値段が目先さほど高くないように見えても、房重量が軽いとKg単価はかなり上がってしまう、ということです。この辺りは店売り買うときには気を付けないといけないかと思います。

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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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