藤稔とブラックビート 別農園にて
最初に言った農園は、連日開園していました。それとは別の農園が、開園日は同じだったのですがその後しばらく閉園して、一週間後に開園することになっていました。そちらのほうにも顔を出してみました。さきに、サマークイーンの話で出てきた農園です。
ちなみにですが、このあたりの農園ではブドウの種類によらず(時期で変わりますが)キログラム単価は同じです。ただ、単価は農園ごとにことなります。こちらの農園は、行きつけのそこより2割ほど値段が高いです。中には、さらに高い農園もあるのですが。
さて、そこでとれたブドウは藤稔とブラックビートだけでした(おまけのサマークイーン除く)。それらについて少し。
藤稔は、二番なりですが、それなりに立派な房でした。重さは630g超。粒の重さも20g程度。一番大きな粒は27gもありました。
色は深い紫。一円玉と比べてもらうと、粒の大きさがよくわかると思います。
味は、藤稔。甘さがすっと抜けて酸味に代わっていく感じです。糖度は16-7度。ジューシーさはそのままですが、この房はあまり劣化はしませんでした。
そしてブラックビート。ブラックビートはいろいろと判断に悩む品種です。「ねっとりとしてすごく甘くておいしい」という人がいたのですが、自分はそこまで満足できる房に当たったことはありません。
ここでとってきた房の一方はとても劣化が早かったのですが、もう一方はそこまででした。やはり、藤稔やブラックビートは早めにチェックする必要がありそうです。房の重さは400g程度とかなり小ぶり。粒の重さも9g程度とかなり小さめでした。
糖度は17度ぐらいでしたが、食べている中にはなかなかおいしい、と思われる粒もありました。
収穫時期と農園で、藤稔は3回、ブラックビートは2回とってきたのですが、藤稔はどれも藤稔、という感じ。安定しています。ブラックビートはものによって感じが大きく異なりました。ですので、これがブラックビートと言い切れない感があります。もう少し食べて判断してみたいと思います。
なお、こちらの農園のおじさんが話していたのですが、ブラックビートは熊本で開発され、なかなか人気が出ずに当初はくまモンをイメージに使っていたとか。wikipediaによると、確かに藤稔に比べて色づきは良い、と書いてあります。熊本で作られただけあって、暑さに強いのかもしれません(?)。どのぶどうも今年は暑さに苦しめられたようなので。




