藤稔とブラックビート
なんだか、色々と親戚に分配していたら、大きな房のぶどうがどんどんなくなってしまいました。というわけで、浅い情報になってしまいますが。
まずは藤稔。こちらでは一番標準的な品種。まあよそではあまり見ない、という話もありますけれど。ちなみに藤は藤沢の藤なんだそうです。
房の重さは700g超。大粒。水気が豊富の瑞々しいぶどう。
色はかなり黒くなるものなのですが、今年のぶどうはあまり深くない紫でした。巨峰も最近は温暖化の影響で色づきが悪く黒くなりきれないという話を聞きました。これが、色づきが影響しないシャインマスカットに栽培主体が流れる理由の一つだとか。粒自体も少し例年より小さめの気がします。
皮は比較的厚く、剥くにしろ後で出すにしろ、ちょっと食べるのは辛い感じです。
糖度は17度ぐらい。甘い方のぶどうではないです。食べると、最初に甘さが感じられますが、それがすぐに薄れて軽い甘さと軽い酸味に変わっていくような感じがします。果汁分が豊富なので、粒を食べ終わった後にもこの後味が残る気がします。ぶどうの後味って、意外と品種によって違うんですよね。
さて、次はブラックビート。こちらも大きめの房です。ただ、今年のそれはとても脱粒が多かったです。やはり、少し完熟しすぎたのかもしれません。
色は、藤稔よりはずっと濃い、まさに黒ぶどうと呼んでいいぐらいの色。切断してみると、中の果肉にも紫の色が見られます。やはり少し例年より粒が小さ目かもしれない。粒の重さは14-15g程度。
皮はやはり厚めです。藤稔の子供だけあって、味的には似た傾向を示します。ただ、藤稔よりも少し甘味は強いかな。糖度的には17-18.5度ぐらいを示しました。
ちなみに、去年のブラックビートの房の写真は、前に出したと思いますが
でした。




