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ぶどうの話をしよう  作者: あいなめ
2022 雑感
10/101

コストコのぶどう

 以前、「フィンガータイプ」のぶどうをコストコで買って、それが非常においしかったというエッセイがありました。その当時うちは会員ではなかったのですが、その後会員登録し、コストコに行った際には青果売り場を覗くようにしています。


 残念ながら、同じフィンガータイプのぶどうを見かけたことは無いのですが、色々な輸入ぶどうが売られていました。二度同じぶどうを見かけることは無いのですが……


 売られているのは主に南米あたりからの輸入品のようで、1.3Kgぐらい? のパックに詰め込まれて売られていました。品種名が明記されていることはほとんどなく、名称としてグリーンシードレスやらブラックシードレスやらと、色と種無しである事のみを示しているだけでした。


 まあ、そのぶどうを見ていると、なんというか文化の違いを感じます。やはり、海外ではぶどうは「食べられれば良い」という感じなのですね。複数の房を、ともかくも重量分だけ詰め込んだ、というぶどうは少なくとも見た目の美しさには欠けています。

 輸入品ですので、収穫からそれなりの時間は経っていると考えられます。そのため軸はとても痩せてしまっていますが、実自体には問題はありません。保存性が良いぶどうではあるようです。ただ、軸から離れている粒も少なからずあります。軸についているものも、なんだか徒長している感じがしてしまいます。ぶどうのみっちり感がないんですね。


 日本で、本当に高級なぶどうというと、房から一粒でも脱落があり、隙間が空いてしまうとB級品扱いになったりします。それゆえ栽培品種に求められる特性として、房から脱落しにくいというものが実際あります。

 ともかくも見た目が重視されるので、店頭売りでは重量売りでなく、房で売っているのですね。ぱんぱんに詰まった大粒がみっちりと詰まった大きな房。一房で重さが1Kgもあるようなぶどうに美と高級感を求めるのは、日本人の特性なのかもしれません。

 まあ、通販ですと脱落した粒を集めて比較的安価で売っていたりするところもあるようですけれど。


 あと、もちろんコストコぶどうは味自体には問題はありません。買ってきたことのあるぶどうでは、糖度は18度以上、20度弱に達するものもありました。ただ、同じパッケージ内でも(房が違うのですから)それなりにばらつきはありました。この間買ってもらってきたぶどうは、感覚的に「大粒になって、皮が食べられるようになったデラウェア」って感じのぶどうでした。


 ぶどうのハイシーズンであれば、国産ぶどうを買う方がもちろん良いと思いますが、シーズンオフの時期には、こういった輸入ぶどうを食べてみるのも楽しいのではないかと思います。ちなみに、1.3Kgぐらいのぶどうであれば、あっという間に食べられてしまう量ですw

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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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― 新着の感想 ―
[一言]  宝石に例えられたりもしますものね。  キズモノ扱いされてしまうことも。  売り物にならないきは、加工品に回したりして、美味しくいただきたいものです。
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