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ぶどうの話をしよう  作者: あいなめ
2022 雑感
1/96

ぶどうの種類

 本来は昨年の内にまとめておきたかったのですが、いつの間にかあっという間に時間が経って、もう今年の時期も迫ってきてしまいました。そのため、ちょっと見切りで書き始めてしまいます。


 うちのそばでは、ぶどうのもぎ取り園がいくつかあり、去年も色々と取ってきては食しました。全部を自家消費したわけではありませんが、安いディケムのボトル分ぐらいは取ってきてしまったかもしれません。

 その過程で知ったことや、食べたぶどうの感想などについて、(ちょっと反省がてら)まとめていきたいと思います。


 さて、まずはぶどうの種類として、去年実際に食したブドウを中心に語っていきたいと思います。


挿絵(By みてみん)


 上記は、ぶどうの系統図の一部です。文字の色がぶどうの色を表し、背景色付きのものが食したブドウという事になります。


 ぶどうは、大きく分けて緑のぶどう、紫のぶどう、そして赤のぶどうがあります。前二者は海外ではむしろ白ぶどう、黒ぶどうと呼ばれます。例えば、ワイン用のピノ・ノワールやソーヴィニヨン・ブランは名前の通りに黒ぶどう、白ぶどうという事になります。


 ぶどうはなり始めはみな緑色ですが、成熟するにしたがって紫のぶどうは表皮にポリフェノール色素(アントシアニン等)をためて、色が深くなっていきます。特に濃く色素が溜まれば色は黒に近づき、暑さで焼けたりすると、そこまで色素が溜まらず濃い紫や赤紫にとどまったりします。

 赤ぶどうは、日本と海外で少し感じが違うような気がします。海外の赤ぶどうは、「色づきの良くない紫のぶどう」という感じで、日本の(紅瑞宝とかスカーレットみたいなのは特に)赤ぶどうは、淡く赤味を帯びてきた緑のぶどうという感じがします。

 赤ぶどうの代表としては、デラウェアがあげられたりするのですが、はたしてあれは赤と言えるのか。個人的には紫じゃないかなあ、と思ったりするのですが。


 収穫時期は、紫のぶどうの方が少し早いようです。うちのあたりでは、紫のぶどうの収穫時期は8月半ば、そしてシャインマスカットなど緑のぶどうの収穫時期は9月半ば、となっています。


 日本で多く栽培されているぶどうとなると、シャインマスカット・巨峰・ピオーネ・デラウェアの四種が多くを占め、その栽培面積は比較的拮抗しているということですが、最近はシャインマスカットの栽培面積が一番広くなっているようです。上記では、ピオーネが少し知名度劣るでしょうか。他の3種は知らない人もいないかと思います。


 去年は、特にシャインマスカットの子供の新品種を多く食してみました。これでもごく一部であり、ネットで見かけたものとしては「ブラックシャインマスカット」など、一房で1-2万もするものまであります。

 シャインマスカットは、K国に「盗まれた」ものとしてとみに有名になってしまいましたが、栽培農家さんは、それを基にした更なる新品種の開発にたゆまぬ努力を注いでいるようです。

 ただ、開発された品種が全て世間に受け入れられるわけではありません。最終的に流通するのは、そのうちほんの一部、なのでしょう。だから、「開発した品種を登録していないのなら盗まれても文句を言えない」という主張には、とても腹立たしいものがあります。


 ちなみになのですが、昨年食したシャインマスカットの子供、はいずれも残念ながら「出来の良い」シャインマスカットには及ばない出来でした……

しばらく続ける予定。ただし、予定は未定にして決定にはあらず。

語らなければいけないことは色々あるのですけれど。

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歌川 詩季さまからの頂き物です。
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― 新着の感想 ―
[一言]  黒葡萄と赤葡萄は、まとめて紫のイメージでした。  紫と緑。  そんなふうに捉えてる日本人多いと思います。  ぶどうとマスカット、くらいで。
感想一覧
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