2話
あれから十年たった。
私は19歳になった。兄は死刑確定のようだ。
今、廊下を歩いている。
私は社長室にむかっている。
「契約」
それは、時間さんと結んだもの。主に3つある。
1つ、とある会社にはいること。
また、おいおい話すとしよう。
エレベーター前に着いた。
パスワードを要求されたため、
事前に知らされたものを液晶画面に打ち込んだ。
そして、その奥に無口で短機関銃を所持した同僚に
名を告げた。
そしたら、エレベーターの扉があき、
上へ上へと進み始めた。
なぜ、ここまで警備が厳重なのか。
理由が2つある。
1つ目は社会情勢が関わってくる。
今日本では、
国家が崩壊仕掛けている。
法的機関はかろうじて機能しているが
犯罪件数は年間役110万3.500件起こっている。
そんな中ある会社だ。そうでもしなければ、
会社を爆発したりする輩がいるかもしれないからだ。
2つ目はこの会社は
昼の世界ではなく、
夜の世界にあるからであるからだ。
要するに違法組織みたいな感じなのである。
表向きはICT関連の大手の会社。
しかし、裏社会ではさっきの通り違法組織である。
情報が敵組織に抜き取られたら、世も末である。
やっと、エレベーターが止まった。
社長室の前には自分よりとても大きい見張り番が
2人いた。その人たちは、防弾チョッキに短機関銃を
所持していた。
その人にも名を告げ、
扉の方を指さしたので、
扉をあけた。もう1枚扉がある。
その前で、呼吸を整えて自分の名を丁寧に言う。
数秒相手から
秘書が「入れ」と言ったので、
入った。
入った先には、
秘書と防弾ガラスで作られた仕切りがあった。
その奥に社長がいる。仕切りは真っ黒であるため、
社長の顔は拝見できない。
ただ、会社の長であるため、
威厳とその場の空気がただ、
重くて重くて仕方がなかった。