12/13
12話
支部長がいる方を振り返った。
気絶してる。
「暗美さーん。」
時間さんが来た。
「大丈夫ですか？止血帯付けてるようですが。」
「銃弾がかすっただけです」
「直ぐに本部に行きましょう。
支部長は運ばせます。
自分で歩けますか？」
「警察が着く前に移動ますよ。」
ある程度は会社のほうで止めてくださっているが
いつ来るかは分からない。
廊下を走りながら、文月さんに電話する。
「車よろしくお願いします。」
「了解っす。異能解きますね。」
「ありがとうございます。」
エレベーターの前まできた。
ちゃんと稼働した。
「暗美さん？大丈夫そうですか？
さっきから様子がおかしいですけど…」
「あっ。大丈夫です。
疲れたもんで…」
「そうですか…本部でゆっくり休みましょう。
報告書はそのあとです…」
「ありがとうございます」
やばい…心配かけてるし…
「１階です」
エレベーターがとまった。
自動ドアの前で黒い車が止まっている。
文月さんが出てきた。
「ご無事で何よりです。
運びます。」
と言って、支部長を持ち上げた。
そのまま車のトランクに積み込んだ。
私たちは後部座席に乗り込む。
はぁ。生きてる…
次のかいで多分終わりです。
好評だったら続き出すけど…
