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緑の勇者は世界樹の下で今日もおやすみ。 ~世界最強の少年は楽園から一歩も出たくない~  作者: ほうせんか
第1章 そして、 12歳の少年は心に誓った。
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~閑話~ 世界樹に住まう亜人達

 僕の住んでいるエルフの村『ラキュア』は世界樹『ガルキア』の下にある。

 あまりに大きな木である世界樹は、 その周囲を歩いて回るだけで大人でも4日はかかるほどの大きさで、 『ラキュア』以外にも複数の村がある。


 まずは世界樹に向かって『ラキュア』から右隣りの村は猫耳族の村『マタビ』だ。

 獣人の中でも気性が荒い傾向が強い猫科の亜人であるが、 『マタビ』の猫耳族は比較的温厚で、 働き者だ。

 『ラキュア』のエルフ族が育てたピアを『マタビ』の猫耳族に渡し、 代わりに人口の少ないエルフ族の分まで森の警護をしてくれている。

 エルフ族より単純な戦闘力は高く、 世界樹(ガルキア)周囲の村の中で最も強い種族である。


 『ラキュア』の左隣にあるのは鳥人族の村『ハルピア』だ。

 彼らは手がそのまま翼になっており、 世界樹そのものに村を作っている。

 細かい作業をするのが苦手なのでエルフ族の技術者は時折、 『ハルピア』へ出向いて必要な道具の作成や補修を行う。 鳥人族はその機動力を生かして、 各村の伝令訳になったり、 エルフの国である『ユートピア』へ手紙を届けたりしてくれている。

 大人になっても大体130cmくらいの身長しかないので、 初めて見たときは子供しかいない種族なのかと思ったのはいい思い出だ。


 世界樹(ガルキア)を挟んで『ラキュア』の向かいにあるのは蜥蜴(とかげ)族の村『ザードリー』。

 見た目は完全に2足歩行のトカゲで、 猫耳族や鳥人族のように人の原型に動物の特性を持つというよりも、 トカゲに人間の特性を宿したような姿をしている。

 見た目こそエルフ・猫耳・鳥人と全く異なるが、 人間味という観点から僕が見た感じ蜥蜴族の人の方がむしろ人間っぽいと思った。

 彼らは世界樹(ガルキア)を中心に広がる大森林『ジュブネッタ大森林』で主に肉を取る。

 野生の生物を狩り、 調理する文化を持つ種族だ。

 エルフは草食で肉は滅多に食べないため交流は少ないが、 猫耳族との交易は非常に多いらしい。


 こんな感じで僕らの住む世界樹(ガルキア)には4種族が共存しており、 世界樹とジュブネッタ大森林の生活を守っているのだ。



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