ゴリラ系MtFの抱える心の闇
本音書いたった!
後悔はしてない!
…でも、嫌わないでね…?
さて、今回のお話はかなり闇が深い内容になっております…
なので、暗い話やネガティブな思考とか見たくない!!と言う方はブラウザバックをお勧めします。
内容的にもつまんないと思います。
単純に、パス度の低いゴリラ系MtFってどんな心の闇を抱えているの?と言うのが気になる方は見ていただけたらなぁと思います。
あ!
でもでも、私の心の闇なんて『こんなもの生ぬるいわ!』とか、『明るすぎて太陽の下に居るのかと思ったわw』と言うような経験をされている当事者の方が本当に沢山います!
正直、私自身がそういった方々のブログとかを見て、私なんか鼻で笑われそうなくらい大した経験していないなぁと感じますし。
なので、もしハードな体験をされた当事者の方や、これまでの人生がハードモード or ヘルモードだった方々の皆さまにとっては『ぬるすぎて不快』、『ハードモードの人生なめんな』、『イージーモード過ぎ!ワロタw』とか思ってしまう恐れがかなりあります(汗)
そんな可能性もあると念頭に置いて、それでも見てやろうとか思っていただけるご奇特な方がいらっしゃれば嬉しい…
…ん?こんな赤裸々な本音見られて嬉しいのかな…?
…私、ドМ…じゃないよね…?
…うん、嬉しい…うん!嬉しく思います!
では、もしご興味がおありでしたら見てみて下さい♪
…
…私、ドМじゃないですよね?
ねぇ!そうだと言って!!(動揺)
と、その前に…
まず、何故こんな内容を書こうと思ったのかについてですが、普段かなり能天気で何も考えてなさそうな私でもこんな闇があるんだよーという事を書きたかったんです。
あと、カミングアウト済みの人の中にも、身体を手術して変えることはあくまでも個人的な理由で、絶対しなきゃいけないようなことじゃないんでしょ?と言う考えの方が身近にいるので、ちょっと違うよーという事を書いておきたかったのです。
確かに、手術を希望する人もいればそこまでは考えていない・変えたくないという方々もいらっしゃいます。
ただ、それはその人の違和感や満足度、考え方による違いで合って、どこまでトランスしたいのかは本当に人それぞれなんです。
たまたま、私は身体を変えなければダメだっただけなんです。
あ!私の闇はかなり軽いですよ!元々が能天気なので!
なので、私なんか話にならないくらいツラい思いをされてきたトランスジェンダーの方々が大勢いますので、もしトランスジェンダーのお友達がいらっしゃったら、私の闇を基準にするのではなく、その人をちゃんと見てあげて下さいね!
そんなわけで、私の心の闇…オープンします♪
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私は昔から男だとは思っていませんでした。
小さいころからテレビに出て来るニューハーフさんを見て、多分私もそっち側なんだろなぁと言う自覚がありました。
でも、かなりの人見知り・コミュ障だったので、お水のお仕事はムリかなぁとも思っていました。
そんなわけで、性同一性障害という言葉は知りませんでしたが、小学生低学年の時にはトランスジェンダーであることをある程度自認していました。
かなり幸いなことに、当時の私の学校では男女共に仲が良かったと思います。
なので、男女関係なく遊んでいて、特にいじめもなく生きてこれました。
あー…多分ですけど、当時は一番背が低くてしかも可愛いとか言われるのが好きだったので、行動も『可愛い』を意識していたので、ゆるキャラみたいなポジションにいたと思います。
だから、私は男女からそんなに邪険にされていなかったのかもですね。
(つまり、当時からあざとかった…と)
ですが、小学生の高学年になって来ると段々と成長期に突入してきます。
少しずつ自分と言うものも分かってきます。
そうなんです。
骨格がゴツイのと、顔がどうしてもブチャイクな事が…。
その時からだんだんと思うんです。
私、女になってもゴリラじゃね?って。
また、第二次性徴が始まり男性的な性欲も出てきて「もしかすると、この性欲とかの影響で女になりたいとか思ってるんじゃ…?」みたいに、自身の性自認が揺らぎ出した時期でもあります。
その頃は見た目が男だし、性転換手術をしても女装している男にしかなれないんじゃないかと思ったり、かなり心が不安定になっていました。
しかも、単純な理由で野球部に所属していたので、体育会系のノリについて行けず、全てが嫌になっていた時期でもあります。
とはいえ、そんなことを表に出すと両親が心配してしまいますし、友達関係は良好だったので、はた目にはそんなに病んでいるとは思えなかったと思います。
ですが、その頃から男性の下半身についているアレを切り落とすにはどうすれば良いのか考え始めていました。
もう、色々な妄想しましたね。
どうやって自然に切り落とせるのか真剣に考えていて、どんな事故にあえば良いだろうか?とか、切り落とした後に熱した金属で焼けば止血出来るなぁとか。
ピンポイントで隕石が私のアレに直撃してくれないだろうかとかもw
あと、ムダに血の巡りを悪くしたりムリヤリ圧迫したりw
完全に自傷行為です。
とにかく、下についている異物を取り除きたかったけど、見た目の問題で女として生きていく自身も無かったから都合のいいような妄想ばかりしていました。
…それが転じてオタクの世界にどっぷり浸かるのですけどね。
もう現実が嫌過ぎて、マンガやアニメの都合のいい世界に現実逃避していた時期でもあります。
まぁ、そのおかげもあって、学校で女友達とかなり仲良くなったのもありますがw
(中学生時点でも扱いはゆるキャラみたいな感じでしたねw)
高校になると声は完全に男だし、毛深くなってくるし…
もうだめかもしれないと感じていた時代でもあります。
当時はインターネットが普及して、かなり情報の入手がしやすくなってきた時代でもあります。
俗に言う裏サイトと呼ばれる怪しげなサイトもたくさんあり、偽名でパスポートを作れたり、匿名でメールを送信したり、ハッキングツールが普通にダウンロードできたり深みにはまって行った時代でした。
あ!もちろん犯罪には手を出していませんよ?
怖いですし。
ただ、効率的な自殺方法を調べたり、周りに迷惑をかけない自殺方法を調べた時代でもあります。
我が家の中で、一番パソコンに詳しいのが私で、かつ他の家族はあまりパソコンを使わなかったので閲覧履歴でバレるとか単純なミスはしてません!
徹底的に隠し通しました。
(今、家族に聞いても知らなかったと言ってましたし)
でもね、色々な自殺方法を調べても実行することはありませんでした。
やっぱり死んじゃうと両親や弟が悲しむだろうなぁって思っていましたし。
それに、少しでも痛いのがダメで、めちゃくちゃビビりだったのも幸いしましたね。
もう、本当にこの頃は不安定でした。
誰も心配させたくないから自殺方法を調べてたなんて言えないし、表には一切出さない様に注意していて、かと言って私が女として生きていきたいなんて誰にも言うつもりは無かったので、もうかなりいっぱいいっぱいですよ(-ω-;)
でも暗くなって落ち込むとそれはそれで心配かけちゃうので普段はなるべく考えないようにして、目を背けまくってました。
ホント、能天気で楽天家なのがスゴく幸いしてます。
そして、大学時代。
私は実家から大学に通ってました。
家賃とか生活費の負担が無かったので、アルバイトをして得たお金は自分で自由に使えるお金になりました。
そしてそのお金の一部をレディース服の購入に充てました。
通販ってマジ便利。
苗字さえ合ってれば偽名で購入出来るし!
受け取り時間を指定すれば自分で受け取れるし!
もう初めてのレディース服は嬉しくて嬉しくて。
で、鏡を見て絶望。
『誰だ?この女装した男は…』
これが初めてレディース服を着た私の感想でした。
超絶ブサイクなんです。
もうそれはそれは『女装!』としか思えなくて…。
他にも化粧品を買ったりしてねー。
で、不気味なメイクになってヘコむまでが一連の流れ。
それでも、楽しかった。
服が可愛くて仕方なかったんです。
化粧品が可愛くて仕方なかったんです。
誰も家に居ない間だけでしたが、少しだけ心が…やっと満たされたと感じた瞬間でした。
…まぁそのせいもあって、ホントは私はトランスジェンダーじゃなくてトランスべスタイト(異性装者)や女装家なんじゃないのか?と悩ませる原因だったりもしたのですが…。
とは言え、少しだけでも満たされた気持ちになったのは確かですし、思った以上に自分の姿がキモ過ぎてドン引きしたのも事実です。
もう絶望的なまでにキモかったですね。
正直、女として生きていくのはムリだな…と。
ここで、この先、もう男として生きて行くしかないと諦めた瞬間でもありました。
何度も泣きましたね。
鏡に映った自分自身が諦めろって言ってる様で。
先程、諦めたと書きましたが、正確に言うと『諦めたと思い込もうとしていた』と言うのが正しいですね。
なぜなら、完全に諦めてはいなかったからです。
この頃から大豆のイソフラボンが女性ホルモン様作用を持つことが広まりだして、プエラリアミリフィカが出始めた頃でして。
その頃の私は、女性ホルモンを始めると精子の生産が止まって子供が出来なくなる事を知っていたので、ホルモン治療まで踏み込めずにいました。
だけど、キレイになりたい、可愛くなりたい、おっぱいが欲しい、キレイなお肌になりたい、可愛い声になりたい…そんな気持ちが抑えられなくて。
だから、プエラリアの存在を知って、ホルモン治療の様に子供が出来なくなることはないかもしれないと思って飲み始めました。
諦めるとは思いながらも、ほんの僅かな願いを込めて…
でもそうでもしなければ、心が壊れてたかも知れません。
だって、自分は昔から女の体になりたい、女として生きていきたいと思ってたのに、そうじゃないかもしれない・見た目は絶対ムリってなってしまって、諦めるしかなかった(…と当時は思ってた)んですから。
もう絶望しかなくて、悲しくてやり切れなくて…
たから、ほとんど効果が無いと理解しつつもプエラリアの女性ホルモン様作用にすがってた・夢を見ていたんですね。
それから社会人になり、実家から遠くに就職して一人暮らしを始めました。
かなり歪な精神状態でした。
最初は寮だったので…
しかも、風呂・トイレは共同…
(5〜6人入れる小さな銭湯みたいな感じでした)
男として生きて行くつもりでしたが、お風呂が本当にツラかった…
自分の身体が気持ち悪いのに、しかもその気持ち悪い身体を他の人に晒すのが苦痛でした。
ホント、お風呂に入るのはどんどんイヤになりますし、湯船に浸かるのもイヤ、人と同じ空間にいるのもイヤ。
かと言って、入らない訳にもいかないし。
必然的に深夜に入ったり、人が居ないタイミングを見計らってコソコソと入ったり。
たまに、1人で入ってると後から人が来て憂鬱になったり…
でもお金ないから、渋々寮生活でした。
何故お金が無いかというのも実は簡単で、
家(部屋)の中では女性装で過ごしてました。
もちろん、人が来ると直ぐに着替えてましたが。
ストレス発散もしてたんでしょうね。
通販でレディースを買いまくってました。
服を選んでる間は男でいる事を忘れられたから…
借金とかしてないものの、ほとんど買い物依存症みたいな状態でしたね。
直ぐに部屋に服やバッグ・靴が溢れて、もうグチャグチャでした。
寮を出てもその状態が続きましたね。
同期の友人達には無駄遣いし過ぎとか、部屋汚いとか言われてましたし、私自身もそれをネタにしてましたし。
自殺までは実行しなかったんですけど、荒んでたのは間違いないですねw
その頃、せめて下着だけでも…と、下着女装とかもしたりしてみたのですが、ブラ紐が服の上からバレそうになるし、試行錯誤してた時期でもあります。
結局ダメでしたが(泣)
そんな生活を続けていた時です。
30歳にバイクで事故りました。
運良く大きな怪我はしなかったものの、死を感じた瞬間でした。
実を言うと、半分くらいはこれで楽になれると言う気持ちもありました。
でも、無事に助かり、そこで吹っ切れました。
もうキモくても良い。
子どもは欲しくてたまらないけど、どの道私が産むことが出来ないなら、諦めるしかない。
少しでも良いから女として生きていきたい!と覚悟をやっと決めました。
ガイドラインに従ってると時間がかかるので、個人輸入で女性ホルモンの経口薬を購入しました。
少しだけ胸が成長しだしてめちゃくちゃ嬉しかったです。
男性的な性欲が無くなり天にも登る様な開放感でした。
子どもは絶対作れない事に涙しました。
誰にも言えない事にストレスが溜まりました。
ホルモンを続けても全然女性らしくない見た目に涙しました。
睾丸摘出して笑えるくらい嬉しい気持ちになりました。
その頃、初めてカミングアウトして受け入れてくれて号泣しました。
子どもを私自身がお腹を痛めて産みたかった事、友達夫婦の子ども達を見てスゴく羨ましくてツラかった事、でも子供と一緒に遊べて本当に嬉しい事等、初めてカミングアウトした友達に全てを話しました。
今思うとスゴく迷惑なヤツですよね。
妊娠したと聞いて、素直に嬉しくておめでとうって思ってるのに、もう1人の私は嫉妬して羨ましいって思ってるなんて、我ながら醜いなぁって思いますし。
未だにゴリラみたいな見た目だから、鏡を見てヘコむし、見た目も心もブスやなぁって思います。
性別を変えても、絶対彼氏とか出来ないやろし、結婚とかもしてくれないやろなぁって泣くこともあります。
本当に生きてて良いことなんてあるの?とツラくなって泣くこともしばしばあります。
それでも、もう男として生きて行く事は絶対出来ません。
考えただけで吐き気がします。
正直、下についてるアレも、今は大切な材料として少しの間だけ存在している事を認めていますが、もし手術出来ないとなると引きちぎる自信があります。
男として生きて行く事になるなら自殺するでしょう。
手術は本当に必要なのか?手術は趣味・嗜好ではないのか?みたいな事を言われる事がありますが、ハッキリと言えます。
私には必要だと。
私が女として生きていくためには必要な事だし、付いていること自体が苦痛で仕方ない。
膣を作るのも、女として生きていくためだけじゃなくて、少しでも良いから本来あったハズのものをこの身体に取り戻したい!近付けたい!
こんな事を言うと純女さんから不評を買うことは承知してますが、本当は毎月ツラい思いをしてでも子宮が欲しい、生理が欲しい。
1度も知る事の無い、知ることも出来ない生理現象です。
最初から女として生まれていれば、毎月やってくる生理がイヤになってたかも知れませんが、残念ながら男の身体に生まれてしまったため、そのツラさを感じる事もそのチャンスさえ与えられない。
無い物ねだりなのは十分理解してます。
重たい人からしてみれば、ふざけてるのか!?と思われるとしても。
それでも、思わずにはいられません。
それに、私は子どもを産みたかったです。
そもそも結婚出来たのかすら分かりませんが、大好きな人との子供を授かりたかったです。
つわりで食べれなくても、産む時にスゴい痛みを感じてでも、私のお腹から子どもを産みたかったです。
純女さんの中には不快に思う方もいらっしゃると思います。
不謹慎だとか、ツラさも知らないのに勝手な事を言いやがってとか思われるかも知れません。
それでも…私の気持ちとしては、そのチャンスさえ与えられて無いのがツラい。
門前払いされていて、指をくわえて見ているだけしか出来ないのが悲しい。
所詮、偽物の女の身体と言う事実を突きつけられている様で悲しい。
手術をして、望みの性別で生きていても自殺する人はいます。
それは、先程の私の様にどうしようも無い事まで求めてしまい、それでも諦めるしかない事を受け入れられなくて死ぬ事もあるそうです。
私自身のこの闇は非常に危うい考えです。
何処かで折り合いを付けて行かなければ、待っているのは絶望して自殺するだけです。
トランスジェンダーの難しい所は、この折り合いをどうやって上手く付けていくかだと思います。
別にトランスジェンダーに限らず、生きて行くには折り合いを付けていく必要があります。
ですが、トランスジェンダーの場合は大変ですけどガンバれば性別を変えることが出来る、身体の見た目を近付ける事が出来る、望みの性別で生きて行く事が出来るため、願望がドンドン加速して行き、ブレーキを踏み遅れて超えられない一線を踏み越えてしまい絶望する可能性が高いと思います。
折り合いをちゃんと付けれる人も、もちろんたくさんいます。
その程度は人それぞれ違うので、私の場合とは全く違う考え方もあると思います。
(あくまでも、私個人の一例なんです)
本当は今すぐ手術したいくらいです。
遅くなればなるだけ、心に負担がかかってしまいます。
私が我慢出来る期間にも限界があります。
『私の場合は』ですが、日に日に病んでいくのも感じます。
でも、急ぎ過ぎて加速し過ぎて止まれなくなるのもダメです。
その調整が難しいのですが、上手く折り合い付けつつSRSの準備をして行きたいと思います。
それに、性別を変えてからが私の人生の本番みたいなものですからねw
ゴールではなく、スタート地点に立つだけです。
人より出遅れたスタートなので、今からそのスタート後の人生の準備も始めないとね!
私の最終目標は大好きな人と一緒におじいさんおばあさんになって、縁側でのんびりお茶を飲む事ですねw
あっ!!!
あと、フルダイブ型のVRゲームが出てくるまでは死ねない!!
駄文すみませんでした。
あくまでもご参考までに。
では、また機会があったら何か書いてみます。
ご拝読ありがとうございました。