表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
壊れた意識を取り戻せ!  作者: できれば匿名希望でお願いいたします
2 新たな世界で戸惑う理由
4/13

異世界探索する話

さてと。

さっきのことが本当なのか嘘なのかは置いといて、俺はまずはその「異世界」とやらを探索することにした。

「とはいえ・・・まずは、どうすりゃいいんだ?」

俺は戸惑った。

普通のRPGなら「ギルド」とか、「戦士登録」的なものがあるだろうが・・・ここはリアルな世界なのだ(たぶん)。だからそういったものがあるとは思えないが───

と、頭の中に声が響いた。先ほど聞いたような声だ。

「ひとつ言い忘れました」

ガブリエルの声。

「おわっ!?な、なんだ、おどかすなよ。バケモノかと思ったよ」

「からかわないで下さい。私はたまにこうやって、あなたに話しかけ手伝いをすることがあるので、悪しからず」

はーん、さいで。

「おお、そりゃありがたいな」

「ですがあなたがからかうのでそれはやめときますね」

は、はあ!?

「お、おい、悪かったって」

すると、向こうからクスッという笑い声が聞こえてきた。

「冗談ですよ」

・・・・・天使もひとをからかうのか・・・。

「それはそうと、ガブリエル、まずはどうすりゃいいんだ?そういや装備ってのもないし」

呼び捨てにしちゃったけど、いいよな。

天使だけど、いいよな。うん。

「──わかりました。まずは、装備です」

次の瞬間、ポワッという音を立てて俺の体は白煙に包まれた。

「お・・・おおっ!?」

すると、見事にキラキラした白銀の装備が現れたではないか。

「おお、サンキューな。んで、どうすりゃいいんだ?まだ戦い方も分かんないし、何よりその、凶竜(ナイトドラグーン)ってのがどこにいるのかも───」

「無茶を。あなたの実力では凶竜(ナイトドラグーン)には敵いません」

まじかよ。

「まずは、凶竜(ナイトドラグーン)を含めたモンスターを倒すための許可をもらいに、都市拠点(シティビルド)というところへ行ってください。場所は光で示しておきます」

そう言い終えると、突如俺の目の前に光の線が現れた。これを辿って、都市拠点(シティビルド)とやらへ行けばいいのか。

「ああ、分かった、ありがとう」

それ以降はガブリエルは何も言わなかった。

俺は、とりあえずそこを目指して異世界を探索することにした。

さて、何が待ち受けているのやら─────


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ