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壊れた意識を取り戻せ!  作者: できれば匿名希望でお願いいたします
3 パーティを組むことになった理由
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10/13

集団戦

申し訳ありません。

間違えて、リターン・オーバーロードの方に投稿してしまいました。

なので4時からにせず、それに気づいた今こちらに投稿させていただきました。

本当に、申し訳ありません。

テスト、とか言ってたがようは集団戦だ。

現実世界で戦闘などやったことはないが、それでもわかる。集団戦では、各々の役割を遂行し、状況を判断し、臨機応変に対応していかなければならないことくらい。

今回の───といっても2回目だが、比較的難易度が低いクエストにしてあるそうだ。俺にはよくわからんが。

とはいえ、炎と水の騎士の立ち回りと魔法剣士の立ち回りには、通ずるところもあるはずだ───そう思い、最初は敵の様子見がてら二人を観察していた。

敵の特徴はといえば、・・・そうだな、おそらく凶竜(ナイトドラグーン)の幼体といったところか。翼は生えてはいるがまだ小さく、長時間飛行することは不可能だろう。そしてまだ幼さの残る双眸、ちぐはぐな鱗、丸みを帯びた爪───。

だが幼体といっても凶暴で、なかなか激しい動きをしていらっしゃる。

「・・・とりあえず俺も、加勢しとくか」

そう呟き、剣を手に敵のもとへ走り出した。

と、そこでやはり凶竜(ナイトドラグーン)も気づいたのか、俺の方を向いて爪を振り下ろしてきた。

防いだほうがよさそうだな。

俺はそう感じ、剣を横に構え、爪を垂直に防ぐ。

やがて爪が剣から離れると、俺はさらに一歩踏み出し顔面めがけて斬りつけた。

それは、ことごとくかわされる。

・・・素早いな。脚の力か?

俺はそう思い、脚を狙うことにした。

「よっ」

俺は敵の反撃を横に跳んで躱し、低く横薙ぎ。

これもよけられたが、かすりはした。

「ギイッ」

よし、まず1ヒット。

「やるじゃん、・・・えーと、ユウト?」

ふいに、向こう側からリンが声をかけてきた。

「ああ、どーも」

軽く応じる。

「だけど・・・わたしたちの動き、見てた?」

あっ。

俺は、つい戦闘に気をとられすぎ、仲間の動きの観察を怠っていたようだ。

「あー・・・まあ、少しは」

すると、リンは、

「いや、だめだよ少しじゃ。しっかり、連携を取っていかないと」

と俺に諭した。

「いや、そうは言ってもお前らの戦い方をよく知らないし・・・」

「だから、観察するんじゃない?」

リンは、片目を瞑ってみせた。

と、そうこうしているうちにも、敵は動き始めていた。

いつの間にか空を飛んでおり、アルカを狙って火球を吐き続けている。

アルカが飛べるはずもなく、攻撃を当てられないため苦戦しているようだ。

「おー、アルカーごめーん」

そう言って、リンは跳ぶ。

・・・2メートル。

目算で、そのくらいはあった。

水騎士(アクアナイト)───これは、少々気になるクランだ。

「ギイッ!?」

幼体はリンが自分と同じ高さまで跳んだのに驚き、必死に火球を吐き抵抗する。

だが、もう遅い───

そう言わんばかりの、流れるような槍の刺突。

「『スプラッシュスピア』!!」

な・・・なんだ!?

魔法ではないようだ。

だが、そう唱えた瞬間、リンの槍は水飛沫を纏い───

それらが槍を形成し、幼体の身体を貫いた。

これが───これが、水騎士(アクアナイト)と呼ばれる所以か。

身体を貫かれた幼体は地に落下し、見苦しく脚をバタバタ動かす。

・・・ここは、本当に俺の出番だな。

そう感じ、俺は呪文を唱えた。

詠唱超術(キャスト・ウェポン)の発動─────

「『ウィンド・ブレード』!!」

俺が伸ばした右手の人差し指先から、空中に魔法陣のようなものが現れる。

そこから降り注ぐ、数多の斬撃───

風でも、十分攻撃できるな。

俺はそう確信し、身を翻した。

クエスト完了を、報告しに。

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